■ 『1956年』の解説
他の紀年法
- 干支:丙申
- 日本(月日は一致)
- 中華民国(月日は一致)
- 中華民国暦45年
- 朝鮮・韓国(月日は一致)
- 仏滅紀元:2498年 - 2499年
- イスラム暦:1375年5月17日 - 1376年5月28日
- ユダヤ暦:5716年4月17日 - 5717年4月27日
- 修正ユリウス日 (MJD) :35473 - 35838
- リリウス日 (LD) :136314 - 136679
※檀紀は、大韓民国で1948年に法的根拠を与えられたが、1962年からは公式な場では使用されていない。
※主体暦は、朝鮮民主主義人民共和国で1997年に制定された。
1月
- 1月1日 - スーダンがイギリスから独立。
- 1月1日 - 新潟県弥彦神社の新春餅まきに初詣客が殺到。124人圧死(弥彦神社事件)。
- 1月20日 - 将棋の王将戦で升田幸三が大山康晴名人を相手に香を引いて勝利。
- 1月27日 - ドイツ民主共和国(東ドイツ)がワルシャワ条約機構に加盟。
- 1月27日 - エルヴィス・プレスリーが第6弾シングル「ハートブレイク・ホテル / アイ・ワズ・ザ・ワン」をリリースした。この曲は同年4月、チャート8週間1位に輝いた。
- 1月28日 - 「万国著作権条約」公布。(C) マークを制定。
- 1月31日 - コルティナダンペッツォオリンピックスキー回転で日本の猪谷千春が銀メダル。冬季五輪で日本初のメダル。
5月
- 5月1日 - 日本で水俣病第一号患者公式確認。
- 5月3日 - 第1回世界柔道選手権大会が東京の蔵前国技館で開催される。
- 5月24日 - スイスで第1回ユーロビジョン・ソング・コンテスト開催。
芸術・文化・ファッション
- 1956年のスポーツ
- メルボルンオリンピック
- コルティナダンペッツォオリンピック
- 日本プロ野球
- セントラル・リーグ優勝 読売ジャイアンツ
- パシフィック・リーグ優勝 西鉄ライオンズ
- 日本シリーズ優勝 西鉄ライオンズ(4勝2敗)
- 大相撲(幕内最高優勝)
- 競馬 第1回中山グランプリ(後の有馬記念)開催
- 1956年の文学
2月
- 2月3日 - 福江純、天文学者
- 2月5日 - 大地真央、元宝塚歌劇団月組主演スターの女優
- 2月6日 - 奥泉光、小説家
- 2月6日 - 門田富昭、元プロ野球選手
- 2月6日 - ナタリア・リニチュク、フィギュアスケート選手
- 2月10日 - 西和彦、アスキー創業者
- 2月15日 - 浅田美代子、歌手・女優
- 2月15日 - レイ・コージ、元プロ野球選手
- 2月16日 - ジェームス・イングラム、ミュージシャン
- 2月16日 - 中尾孝義、元プロ野球選手
- 2月19日 - ロデリック・マキノン、化学者
- 2月21日 - 佐藤清、野球選手
- 2月23日 - 野口五郎、歌手・俳優
- 2月23日 - 酒井美羽、漫画家
- 2月23日 - ブラザートム、歌手
- 2月24日 - ジュディス・バトラー、哲学者
- 2月24日 - エディ・マレー、元メジャーリーガー
- 2月26日 - 桑田佳祐、歌手
- 2月27日 - 高橋研、ミュージシャン
- 2月28日 - 慶元秀章、元プロ野球選手
- 2月29日 - 伊地知温子、エレクトーン奏者
3月
- 3月1日 - 花咲アキラ、漫画家
- 3月1日 - ヤン・ヴァン・デル・ロースト、作曲家
- 3月2日 - 藤原仁、元プロ野球選手
- 3月3日 - ズビグニェフ・ボニエク、元サッカー選手
- 3月5日 - 山本隆造、元プロ野球選手
- 3月8日 - 大沢在昌、小説家
- 3月10日 - 北村晴男、弁護士
- 3月10日 - ランディ・ジョンソン、元プロ野球選手
- 3月11日 - 小宮孝泰、タレント
- 3月12日 - スティーヴ・ハリス、ミュージシャン
- 3月12日 - デール・マーフィー、元メジャーリーガー
- 3月13日 -佐野元春、ミュージシャン
- 3月16日 - 笙野頼子、小説家
- 3月18日 - インゲマル・ステンマルク、アルペンスキー選手
- 3月19日 - 江田康幸、政治家
- 3月20日 - ティモシー・マー、作曲家
- 3月21日 - イングリッド・クリスチャンセン、陸上競技選手
- 3月23日 - ジョゼ・マヌエル・ドゥラン・バローゾ、政治家
- 3月23日 - 山本恭司、ミュージシャン
- 3月24日 - スティーブ・バルマー、実業家
- 3月24日 - 島田紳助、お笑いタレント・司会者
- 3月27日 - デビッド・ホステトラー、元プロ野球選手
- 3月28日 - 石坂啓、漫画家
- 3月29日 - 江口寿史、漫画家
4月
- 4月4日 - 松田弘、ドラマー
- 4月4日 - 中村典夫、元プロ野球選手
- 4月4日 - 百崎敏克、高校野球指導者
- 4月5日 - 藤城和明、元プロ野球選手
- 4月6日 - 松本竜助、お笑いタレント(+2006年)
- 4月7日 - 谷宏明、元プロ野球選手
- 4月8日 - 泉麻人、コラムニスト
- 4月8日 - 田中好子、女優
- 4月11日 - 辛坊治郎、読売テレビ解説委員
- 4月12日 - 田中康夫、政治家・作家
- 4月12日 - アンディ・ガルシア、俳優
- 4月13日 - ポッサム・ボーン、ラリー選手(+2003年)
- 4月13日 - スー・バーカー、テニス選手
- 4月15日 - モニク・ルディエール、バレリーナ
- 4月20日 - 森裕子、政治家
- 4月23日 - 豊田誠佑、元プロ野球選手
- 4月24日 - 加藤久、サッカー指導者・元サッカー選手・博士
- 4月26日 - 中村歌昇、歌舞伎役者
- 4月28日 - 玄侑宗久、小説家・僧侶
- 4月30日 - ラース・フォン・トリアー、映画監督
5月
- 5月2日 - 秋元康、作詞家・放送作家
- 5月2日 - 佐々木啓司、高校野球指導者
- 5月4日 - ウルリケ・マイフェルト、陸上競技選手
- 5月7日 - ヤン・ペーター・バルケネンデ、政治家
- 5月8日 - 望月卓也、元プロ野球選手
- 5月12日 - 余貴美子、女優
- 5月13日 - シュリ・シュリ・ラビ・シャンカール、宗教家
- 5月14日 - 斉木弘吉、写真家
- 5月16日 - オルガ・コルブト、体操選手
- 5月17日 - シュガー・レイ・レナード、ボクシング選手
- 5月20日 - 工藤一彦、元プロ野球選手
- 5月21日 - アグネス・ラム、アイドル
- 5月21日 - 松井満、元プロ野球選手
- 5月22日 - マーク・ブロハード、元プロ野球選手
- 5月27日 - ジュゼッペ・トルナトーレ、映画監督
- 5月31日 - 角富士夫、元プロ野球選手
6月
- 6月5日 - アン・ルイス、歌手
- 6月6日 - ビョルン・ボルグ、テニス選手
- 6月9日 - パトリシア・コーンウェル、推理作家
- 6月10日 - 小山田いく、漫画家
- 6月10日 - 杉浦ひとみ、弁護士
- 6月11日 - ジョー・モンタナ、アメリカン・フットボール選手
- 6月16日 - 藤原帰一、国際政治学者
- 6月20日 - 趙治勲、囲碁棋士
- 6月20日 - 土居正史、元プロ野球選手
- 6月22日 - ロン・ハスラム、レーサー
- 6月23日 - 永川英植、元プロ野球選手(+ 1991年)
- 6月24日 - ジョージ・ブコビッチ、元プロ野球選手
- 6月25日 - ボリス・トライコフスキー、マケドニア共和国大統領(+ 2004年)
- 6月25日 - 原田末記、元プロ野球選手
- 6月26日 - 角盈男、元プロ野球選手
- 6月27日 - 西本聖、元プロ野球選手
- 6月28日 - 李来発、元プロ野球選手
7月
- 7月5日 - リチャード・ランス、元プロ野球選手
- 7月7日 - 大川隆法、幸福の科学総裁
- 7月9日 - トム・ハンクス、俳優
- 7月9日 - ガイ・ホフマン、元プロ野球選手
- 7月10日 - 大川浩、元プロ野球選手
- 7月11日 - 谷田部勝義、アニメーション監督・脚本家・演出家・音響監督
- 7月11日 - 中野誠吾、本プロ野球選手
- 7月15日 - ジョー・サトリアーニ、ミュージシャン
- 7月19日 - 東原力哉、ドラマー
- 7月24日 - 松沼雅之、元プロ野球選手
- 7月26日 - ドロシー・ハミル、フィギュアスケート選手
- 7月27日 - 松浦正、元プロ野球選手
- 7月31日 - 松原仁、政治家
- 7月31日 - マイケル・ビーン、俳優
8月
- 8月1日 - 竹本由紀夫、元プロ野球選手
- 8月5日 - 山内孝徳、元プロ野球選手
- 8月7日 - 大谷千正、作曲家・音楽学者
- 8月9日 - 貝塚博次、元プロ野球選手
- 8月12日 - 吉田秋生、漫画家
- 8月12日 - マリオ・ホーファー、調教師・元騎手
- 8月14日 - ラスリー・ウォレス、NASCERドライバー
- 8月16日 - 岡本圭右、元プロ野球選手
- 8月20日 - ジョアン・アレン、女優
- 8月22日 - ポール・モリター、元メジャーリーガー
- 8月23日 - アンドレアス・フレアー、数学者
- 8月23日 - 山田隆夫、マルチタレント・落語家
- 8月24日 - トニー・バナザード、元プロ野球選手
- 8月25日 - 岡田武史、サッカー監督・元サッカー選手
- 8月29日 - 谷山浩子、シンガーソングライター
- 8月31日 - 斎藤志郎、声優
9月
- 9月4日 - 野平ゆき、女優
- 9月7日 - 長渕剛、歌手
- 9月9日 - 村上之宏、元プロ野球選手
- 9月10日 - 増本宏、元プロ野球選手
- 9月11日 - 鈴木弘規、元プロ野球選手
- 9月12日 - レスリー・チャン(張國榮)、俳優(+2003年)
- 9月14日 - コスタス・カラマンリス、政治家
- 9月14日 - レスリー・フィルキンス、元プロ野球選手
- 9月15日 - ジョン・パセラ、元プロ野球選手
- 9月16日 - デビッド・カッパーフィールド、マジシャン
- 9月16日 - ミッキー・ローク、俳優
- 9月17日 - アルマズベク・アタンバエフ、政治家
- 9月18日 - 吉田宏、政治家
- 9月19日 - 加藤邦彦、歌手・俳優
- 9月22日 - 石毛宏典、元プロ野球選手
- 9月23日 - パオロ・ロッシ、元サッカー選手
- 9月24日 - イローナ・スルピアネク、陸上競技選手
- 9月24日 - 剛州、俳優・お笑いタレント
- 9月26日 - リンダ・ハミルトン、女優
- 9月26日 - セバスチャン・コー、陸上競技選手
- 9月30日 - 土屋敏男、テレビプロデューサー
10月
- 10月1日 - バンス・ロー、元プロ野球選手
- 10月2日 - ジェフ・ドイル、元プロ野球選手
- 10月3日 - 槇村さとる、漫画家
- 10月5日 - 山口祐一郎、俳優
- 10月5日 - 郭源治、元プロ野球選手
- 10月11日 - 渡辺長助、元プロ野球選手
- 10月13日 - アンディ・ビーン、元プロ野球選手
- 10月15日 - 川田孝好、調教師
- 10月15日 - 吉本博、元プロ野球選手
- 10月18日 - マルチナ・ナブラチロワ、テニス選手
- 10月19日 - カルロ・ウルバニ、医師(+ 2003年)
- 10月20日 - 向谷実、音楽家
- 10月21日 - キャリー・フィッシャー、女優
- 10月21日 - 永島敏行、俳優
- 10月22日 - スティーブン・ラム、元プロ野球選手
- 10月23日 - ドワイト・ヨアカム、ミュージシャン
- 10月23日 - ダイアン・リーヴス、ミュージシャン
- 10月28日 - マフムード・アフマディーネジャード、政治家
11月
- 11月1日 - ラルフ・イーザウ、ファンタジー作家
- 11月1日 - 今井譲二、元プロ野球選手
- 11月4日 - ジョーダン・ルーデス、ミュージシャン
- 11月4日 - 荒川太朗、声優
- 11月6日 - 土屋正勝、元プロ野球選手
- 11月7日 - 笑福亭笑瓶、お笑いタレント
- 11月10日 - 高橋三千丈、元プロ野球選手
- 11月12日 - 平忠彦、元オートバイ・ロードレースライダー
- 11月17日 - 佐々木隆、元ドラマー
- 11月18日 - 松苗あけみ、漫画家
- 11月23日 - 山口弘和、コント山口君と竹田君、お笑いタレント
- 11月26日 - 柿崎幸男、元プロ野球選手
- 11月27日 - ウィリアム・フィッチナー、俳優
- 11月29日 - 定岡正二、元プロ野球選手
- 11月30日 - 吉岡均、広告写真家、写真作家
12月
- 12月3日 - 福井美恵子、バスケットボール選手(+ 1980年)
- 12月4日 - 町村敬志、社会学者
- 12月5日 - クリスティアン・ツィマーマン、ピアニスト
- 12月5日 - 新井康弘、俳優・アイドル(ずうとるび)
- 12月6日 - ランディ・ローズ、ギタリスト(+ 1982年)
- 12月6日 - 末松義規、政治家
- 12月7日 - ラリー・バード、元バスケットボール選手
- 12月11日 - 原由子、歌手
- 12月12日 - 大森隆志、歌手
- 12月12日 - ハンニ・ウェンツェル、アルペンスキー選手
- 12月16日 - ガダルカナル・タカ、たけし軍団
- 12月17日 - 野崎ふみこ、漫画家
- 12月22日 - 村上弘明、俳優
- 12月23日 - ミケーレ・アルボレート、元F1ドライバー(+ 2001年)
- 12月23日 - デイヴ・マーレイ、ミュージシャン
- 12月24日 - アンソニー・クルーズ、調教師
- 12月28日 - ナイジェル・ケネディ、ヴァイオリニスト
- 12月29日 - 桜金造、コメディアン
- 12月31日 - アーメド・サラ、陸上競技選手
3月
- 3月17日 - イレーヌ・ジョリオ=キュリー、物理学者(* 1897年)
4月
- 4月2日 - 高村光太郎、詩人・歌人(* 1883年)
- 4月30日 - アルバン・W・バークリー、第35代アメリカ合衆国副大統領(* 1877年)
ノーベル賞
- 物理学賞 - ウィリアム・ショックレー(アメリカ)、ジョン・バーディーン(アメリカ)、ウォルター・ブラッテン(アメリカ)
- 化学賞 - シリル・ヒンシュルウッド(イギリス)、ニコライ・セミョーノフ(ソビエト連邦)
- 生理学・医学賞 - アンドレ・フレデリック・クルナン(アメリカ)、ディキソン・W・リチャーズ(アメリカ)、ヴェルナー・フォルスマン(ドイツ)
- 文学賞 - ホセ・ラモン・ヒメネス(スペイン)
- 平和賞 - 受賞者なし
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東京工業大学数学入試問題50年―昭和31年~平成17年 | ||
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計算力の極限を試す問題(参考になった人 4/4 人)
私が受験生であった1970年代の思い出として、東工大の問題というと、ベラボウな計算力を試す問題という印象が強く残っている。今回この50年の問題の集大成が出版されたので、色々見返してみたが、この傾向は今も続いているようである。1964年の2番の問題や1990年の前期入試の最初の問題なんかはその最たる例で、見ただけで、まず怖気づき、何とか気を取り直して解こうとしてみるが、最後の最後まで果たして解答に行き着くのか不安で仕様がない。この大学の場合、最初からこの大学一本に絞った勉強をしていないとなかなか難しいのではないかと思われる。 |
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東京大学数学入試問題50年―昭和31年~平成17年 | ||
良くも悪くも東大です(参考になった人 11/17 人)
戦後の日本では、秀才は東大を目指すし、東大は秀才を好むという蜜月状態が半世紀以上にわたって続いている。この本を眺めていると、本当によくできた問題が多いので、圧倒される。例えば、379の問題は、平成12年度後期入試で出題されたものであるが、後期入試といっても、全然手を抜いていない。基本的にはNewtonの補間公式を証明させる問題の変種と言っていいが、なかなか歯ごたえのある問題である。 もうひとつ面白いと思った問題は620の問題で、平成10年度後期入試に出題されたものである。場合の数の問題ではあるが、Graphという高校数学ではあまり馴染みのない素材を扱っているので、事前に類題を解いて準備しておくわけにはいかず、即本番での勝負となる。いわゆる数学的思考力 (Mathematical Maturity) を試す問題というやつである。前期入試に比べて後期入試は一般に少人数で問題を作成するので、こういう入試問題としては必ずしもOrthodoxでない問題が出題されやすい。大人数で作ると、よくも悪くも会議形式になって、個性的な問題は潰されるか、何とか生き延びても、完全に灰汁抜きをされ、換骨奪胎されて、最早原型を留めない。 この本は昭和31年から平成17年までの東大の数学の入試問題を、年度順に掲載した後、項目に分類して編纂したもので、東大受験を考える受験生だけではなく、予備校関係者も含めて、広く数学教育を考える人々にとって必需品と思われる。今のところ、こういう試みをやってくれるのは聖文新社だけなので、貴重な出版社である。この出版社に聞いたところでは、東大と京大だけではなく、少なくとも北大から九大に至る旧帝大くらいには同様の本を出版する予定とのことである。特に年内 (2009年) に東京工業大学の分を出版すると張り切っておられたので、楽しみである。 |
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大阪大学数学入試問題50年―昭和31年~平成17年 | ||
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帝大らしくない帝大の数学入試問題50年(参考になった人 0/0 人)
大阪大学というのは間違いなく旧帝大のひとつなのだが、本当に帝大らしくない帝大である。地理的に見ても東隣に京大があり、西隣には神戸大があってと、大変厳しい状況で学生を集めなければいけないので、苦労が絶えないと思われる。入試問題も、あまり個性的な問題がないのが個性とでも言うしかなく、旧帝大のBrandにこだわるならば、一番のねらい目かと思われる。昭和31年から平成17年までの50年間の数学入試問題が通覧できるようになったことを喜びたい。 |
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京都大学数学入試問題50年―昭和31年~平成17年 | ||
半世紀!から見えるもの(参考になった人 2/2 人)
一般的に京都大学入試の数学の問題は、思考力を見るための問題であると云われています。 実際毎年の入試問題を見ると、その中には色々と考えた上で論証しなければならない問題が含まれていることが多いと思います。 この本(問題集?)で50年の出題の歴史(半世紀!)を見てみると、やはりあらためてそのことが実感させられる。 感覚的に知っていたことが、実感として分かったような気がしました。 出題の分野を見てみると、整数、式の証明や論証、ベクトルを含めた図形が関わる問題などが量的に多い気がしました。このことが上記を感じる要因なのかもいれません。 それでもざっと見ていくと、「コレが京大の問題?」と思える基礎・標準レベルの問題も多いなぁというのも発見でした。 論証的な難しいと感じる問題に目がいきがちですが、毎年の出題の中で取りこぼしてはいけない問題があるというのも京大らしさなのでしょうか? この本の意義は、やはり50年というレンジで問題を収録していることだと思います。 これを京大対策本として使うのが基本なのでしょうでど、幾分感傷的ではありますが、この「京大らしさ」を感じるということが貴重な一冊だとも思います。 京大らしい問題の集大成(参考になった人 5/5 人)
京大の数学の入試問題は東大を含む他大学にはない独特の味があり、なかなか一言では言いにくいのだが、計算力よりも思考力を徹底的に試すといったところがある。例えば、この本に収録されている昭和47年に出題された333の問題はある意味で代数系の問題といってよく、高校数学の範囲を逸脱しているといえば、確かにそうなのである。 群論のさわりぐらいを勉強してあれば何でもないのだが(しかしそんなことを高校生に期待すべきではない!)、結合律 (a+b)+c = a+(b+c) と交換律 a+b = b+a の成り立つ2項演算 + について、一般にn個の元をこの算法で順次結合していく順序等に最終結果は依存しないことを示させている。要するに一般化された結合交換法則というやつである。これを言葉だけは、代数系の問題であることを隠すために、ベクトルあたりの用語を使ってあるから、かえって受験生には、何が問題かを掴むのが一苦労であったと思われる。こういうものを、臆面もなく帰納法の問題と割り切って出題するところが、なんとも京大らしい。こういう予備知識のほとんどいらない問題というのは、かえって数学的成熟を要求される側面があるので、怖い問題である。 この本は昭和31年から平成17年までの京大の数学の入試問題を、年度順に掲載した後、項目に分類して編纂したもので、京大受験を考える受験生だけではなく、予備校関係者も含めて、広く数学教育を考える人々にとって必需品と思われる。今のところ、こういう試みをやってくれるのは聖文新社だけなので、貴重な出版社である。この出版社に聞いたところでは、東大と京大だけではなく、少なくとも北大から九大に至る旧帝大くらいには同様の本を出版する予定とのことである。特に年内(2009年)に東京工業大学の分を出版すると張り切っておられたので、楽しみである。 |
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