■ 『石田秀範』の解説
石田 秀範(いしだ ひでのり、1962年 - )は、日本のテレビドラマ・映画の監督・演出家。日本映画学校卒業。愛称は「巨匠」。
来歴
専門学校を卒業後、『宇宙刑事ギャバン』の最終三部作(田中秀夫監督組)より東映作品の現場に参加。以降、『ギャバン』以降『仮面ライダーW』までのADK担当枠作品全てに演出部として参加している(『W』までの平成仮面ライダーシリーズ全作品に監督として携わっている唯一の人物でもあり、4作品でパイロット演出を担当している)。
『特警ウインスペクター』にてチーフ助監督に昇進(『時空戦士スピルバン』の終盤から『機動刑事ジバン』まではチーフとセカンドを担当)。『特救指令ソルブレイン』第19話「亀ちゃんと探偵娘」にて29歳で監督デビュー。『ビーファイターカブト』第1、2話の助監督を務めた後に第5話より正式に監督ローテーション入りし、『仮面ライダークウガ』にて初のメイン監督を担当した。
作風
良くも悪くも、非常にエキセントリックで独創的な演出(極端に画面の色を変えたり、それまで流れていたBGMやSEが突然消えたり、シリアスな話の最中に登場人物の頭上へ突如スポットライトが降りてきたり、等)を好んで行う事で知られる。特にギャグ・スラップスティックの演出においては、時に「暴走」と称されるほどの強烈な世界を作り出す事がしばしばある。石田の愛称「巨匠」は『燃えろ!!ロボコン』の公式ホームページで使用されていた事から広まった呼称だが、その強烈な演出を皮肉る意味で使われている節もある。
『仮面ライダー龍騎』で登場人物にメイド服や給仕服を着せてダンスを踊らせたり、『仮面ライダー剣』のオープニングをミュージック・ビデオ調に仕上げたりと、音楽を中心に置いたミュージカル風味の演出を好んで行う。『仮面ライダー555』の「てれびくんハイパーバトルビデオ」や『仮面ライダー響鬼』第1話では、“風味”に留まらないストレートなミュージカル演出も行っている。
人物・エピソード
- 助監督時代は、諸田敏監督ほどではないがカメオエキストラとして出演する事があった。20代のチーフ助監督時代に『特救指令ソルブレイン』九州ロケ編でホテル支配人役を演じた他、『特捜ロボ ジャンパーソン』第2話序盤の回想シーンでは政治家(を装ったロボット)の秘書役としても出演している。
- 弟子筋の鈴村展弘は石田の演出を「男同士の友情を撮らせたら天下一品」と評している。
- 『テツワン探偵ロボタック』『燃えろ!!ロボコン』では本名の石田秀範名義ではなく「ヒデ・I」名義で活動していた。
- 『仮面ライダークウガ』が初のメイン監督作品だが実はこれは予定外の事態で、当初は別の監督がパイロットを撮り石田は第3・4話を撮る予定であった。しかしその監督が降板したため、急遽パイロットを任されることになったという。尚、高寺成紀プロデューサーは石田にメインを託した第一の理由として、『テツワン探偵ロボタック』の浦沢義雄脚本「恋する餃子の涙」を脚本通り忠実に映像化したセンスを挙げている。また「恋する餃子の涙」は石田自身の会心作でもあったらしく、2000年の雑誌「宇宙船」インタビューでも印象深い回として特にその名を挙げていた。
- 『クウガ』のパイロット組の撮影は余程のハードスケジュールであったのか石田は撮影中に倒れてしまい、チーフ助監督の鈴村展弘が演出を代行した箇所もあるという。
- 現在の東映特撮演出陣のメンバーでは演技指導に関してもっとも厳しい監督として知られている。ただし当時助監督の鈴村によると、基本的に本来石田は子供好きで照れ屋でお茶目な監督であるそうである。『燃えろ!!ロボコン』の頃まではその温厚な性格で子役にもフレンドリーに接していたが、初パイロットを務めた『クウガ』より一変し、ハードな演出法に切り替わったとのこと。石田が監督を務める回では現場に常に緊張感が漂うとまで言われており、田崎竜太監督が『仮面ライダー電王』撮影中、役者への指導で「俺はこれで許しても巨匠(石田)は許してくれないぞ!」と鼓舞激励した事もある。石田の演技指導は映画『仮面ライダー剣 MISSING ACE』のメイキング映像でも見ることが出来る。
- 『クウガ』第7話の撮影に番組企画で参加した極楽とんぼの山本圭一の演技に激怒したシーンがバラエティ番組で放送されたこともあった。とはいえ、現在では再び以前のようなソフトな性格になったというスーツアクターの高岩成二、撮影技師・いのくままさおや東映・白倉伸一郎の証言もある。
- 『仮面ライダーカブト』に出演していた水嶋ヒロは「石田監督は父親のような存在」だと慕っており、一方の石田も、撮影終了後のインタビュー等で度々水嶋を褒めており、ただ単に怖い監督というだけではなく、熱意に基づいて俳優と信頼関係を築いていることが伺える。
- 映画『仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE』でゲスト出演した次長課長は撮影中緊張してかなり怯え、何回かダメ出しをされたが、シーン終了後、彼らに笑顔で振舞ったシーンがバラエティ番組で放送された。
- これまでに平成仮面ライダーシリーズ4作品でパイロット監督を務めているが、通常パイロット監督が手掛けることの多いオープニング・エンディング映像はほとんど自身では手掛けていない。小藤浩一や田崎竜太、鈴村展弘などの演出家が代行して撮っており、例外は『仮面ライダー剣』の前期オープニングのみである。
- 年現在までに、131編の仮面ライダーシリーズ(昭和・平成通算、劇場版も含む)を演出している。これは監督の中では史上最多の記録である(第2位は長石多可男の118作品)。
テレビ
◆印が付記されたものは助監督との兼任、※印が付記されたものは最多演出、◎印が付記されたものはパイロット担当をそれぞれ表す。
- 特救指令ソルブレイン(1991年 - 1992年)2本担当◆
- 特捜エクシードラフト(1992年 - 1993年)2本担当◆
- 特捜ロボ ジャンパーソン(1993年 - 1994年)2本担当◆
- ブルースワット(1994年 - 1995年)4本担当◆
- 重甲ビーファイター(1995年 - 1996年)7本担当◆
- ビーファイターカブト(1996年 - 1997年)14本担当◆
- ビーロボカブタック(1997年 - 1998年)15本担当※
- テツワン探偵ロボタック(1998年 - 1999年)12本担当※(「ヒデ・I」の名義)
- 燃えろ!!ロボコン(1999年 - 2000年)14本担当(「ヒデ・I」の名義)
- 仮面ライダークウガ(2000年 - 2001年)17本担当※◎
- 仮面ライダーアギト(2001年 - 2002年)8本担当
- 仮面ライダー龍騎(2002年 - 2003年)17本担当※
- 仮面ライダー555(2003年 - 2004年)13本担当
- 仮面ライダー剣(2004年 - 2005年)9本担当◎
- 仮面ライダー響鬼(2005年 - 2006年)12本担当※◎
- 仮面ライダーカブト(2006年 - 2007年)13本担当◎
- 仮面ライダー電王(2007年 - 2008年)10本担当※
- 仮面ライダーキバ(2008年 - 2009年)16本担当※
- 仮面ライダーディケイド(2009年)8本担当※
- 仮面ライダーW(2009年 - )6本担当 2010年3月現在
映画
- 劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE(2004年)
- 劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE(2006年)
オリジナルビデオ
- 仮面ライダー555 てれびくんハイパーバトルビデオ(2003年)
■ 『仮面ライダー響鬼』の解説 by はてなキーワード
スタッフ
- 原作…石ノ森章太郎
- 脚本…きだつよし、大石真司、井上敏樹、米村正二
- 監督…石田秀範、諸田敏、坂本太郎、金田治、高丸雅隆、田村直己(テレビ朝日)、鈴村展弘
- スーバーバイザー…小野寺章
- 文芸…大石真司
- アクション監督…宮崎剛
- 撮影…いのくままさお
- キャラクターデザイン…飯田浩司(石森プロ)・野中剛、菊地和浩、小林大祐、下田竜彦(PLEX)
- 音楽…佐橋俊彦
- オープニング曲…
- エンディング曲…「少年よ」(一之巻〜三十三之巻、歌:布施明)*1
- プロデューサー…梶淳(テレビ朝日)、白倉伸一郎*2、高寺成紀、土田真通、大森敬仁(東映)
キャスト
- ヒビキ(日高仁志)/仮面ライダー響鬼(→響鬼)…細川茂樹
- 安達明日夢…栩原楽人
- 立花香須実…蒲生麻由
- 立花日菜佳…神戸みゆき
- 持田ひとみ…森絵梨佳
- 桐矢京介…中村優一
- イブキ(和泉伊織)/仮面ライダー威吹鬼…渋江譲二
- 天美あきら…秋山奈々
- ザンキ(財津原蔵王丸)/仮面ライダー斬鬼…松田賢二
- トドロキ(戸田山登己蔵)/仮面ライダー轟鬼…川口真五
- ダンキ(段田大輔)/仮面ライダー弾鬼…伊藤慎
- 滝澤みどり…梅宮万紗子
- 安達郁子…水木薫
- 立花勢地郎…下條アトム
- 童子(声…芦名星)/洋館の男/スーパー童子/謎の男…村田充
- 姫(声…村田充)/洋館の女/スーパー姫/謎の女…芦名星
- シュキ/仮面ライダー朱鬼…片岡礼子
スーツアクター
- 仮面ライダー響鬼/仮面ライダー裁鬼…伊藤慎
- 仮面ライダー威吹鬼/仮面ライダー弾鬼…押川善文
- 仮面ライダー轟鬼…渡邉淳
- 仮面ライダー斬鬼…矢部敬三
- 仮面ライダー朱鬼…永瀬尚希
- 怪童子…大岩永徳
- 怪姫…橋本恵子
サブタイトル
- 一之巻:『響く鬼』(2005/1/30)(監督:石田秀範 脚本:きだつよし 大石真司)
- 二之巻:『吼える蜘蛛』(2005/2/6)(監督:石田秀範 脚本:きだつよし 大石真司)
- 三之巻:『落ちる声』(2005/2/13)(監督:諸田 敏 脚本:きだつよし 大石真司)
- 四之巻:『駆ける勢地郎』(2005/2/20)(監督:諸田 敏 脚本:きだつよし 大石真司)
- 五之巻:『熔ける海』(2005/2/27)(監督:坂本太郎 脚本:きだつよし 大石真司)
- 六之巻:『叩く魂』(2005/03/06)(監督:坂本太郎 脚本:きだつよし 大石真司)
- 七之巻:『息吹く鬼』(2005/03/13)(監督:石田秀範 脚本:きだつよし 大石真司)
- 八之巻:『叫ぶ風』(2005/03/20)(監督:石田秀範 脚本:きだつよし 大石真司)
- 九之巻:『蠢く邪心』(2005/03/27)(監督:諸田 敏 脚本:きだつよし 大石真司)
- 十之巻:『並び立つ鬼』(2005/04/03)(監督:諸田 敏 脚本:きだつよし 大石真司)
- 十一之巻:『呑み込む壁』(2005/04/10)(監督:坂本太郎 脚本:きだつよし)
- 十二之巻:『開く秘密』(2005/04/17)(監督:坂本太郎 脚本:大石真司)
- 十三之巻:『乱れる運命』(2005/04/24) (監督:金田 治 脚本:大石真司)
- 十四之巻:『喰らう童子』(2005/05/01)(監督:金田 治 脚本:大石真司)
- 十五之巻:『鈍る雷』(2005/05/08)(監督:石田秀範 脚本:大石真司)
- 十六之巻:『轟く鬼』(2005/05/15)(監督:石田秀範 脚本:大石真司)
- 十七之巻:『狙われる街』(2005/05/22)(監督:諸田 敏 脚本:大石真司)
- 十八之巻:『挫けぬ疾風』(2005/05/29)(監督:諸田 敏 脚本:大石真司)
- 十九之巻:『かき鳴らす戦士』(2005/06/05)(監督:高丸雅隆 脚本:きだつよし)
- 二十之巻:『清める音』(2005/06/12)(監督:高丸雅隆 脚本:きだつよし)
- 二十一之巻:『引き合う魔物』(2005/06/26)(監督:石田秀範 脚本:きだつよし)
- 二十二之巻:『化ける繭』(2005/07/03)(監督:石田秀範 脚本:きだつよし)
- 二十三之巻:『鍛える夏』(2005/07/10)(監督:諸田 敏 脚本:大石真司)
- 二十四之巻:『燃える紅』(2005/07/17)(監督:諸田 敏 脚本:大石真司)
- 二十五之巻:『走る紺碧』(2005/07/24)(監督:高丸雅隆 脚本:大石真司)
- 二十六之巻:『刻まれる日々』(2005/08/07*3 )(監督:石田秀範 脚本:大石真司)
- 二十七之巻:『伝える絆』(2005/08/14*4 )(監督:石田秀範 脚本:大石真司)
- 二十八之巻:『絶えぬ悪意』(2005/08/21*5 )(監督:金田 治 脚本:大石真司)
- 二十九之巻:『輝く少年』(2005/08/28)(監督:金田 治 脚本:大石真司)
- 三十之巻:『鍛える予感』(2005/09/04)(監督:諸田 敏 脚本:井上敏樹)
- 三十一之巻:『超える父』(2005/09/11)(監督:諸田 敏 脚本:井上敏樹)
- 三十二之巻:『弾ける歌』(2005/09/18)(監督:高丸雅隆 脚本:井上敏樹)
- 三十三之巻:『装甲う刃』(2005/09/25)(監督:高丸雅隆 脚本:井上敏樹)
- 三十四之巻:『恋する鰹』(2005/10/02)(監督:石田秀範 脚本:井上敏樹)
- 三十五之巻: 『惑わす天使』(2005/10/09)(監督:石田秀範 脚本:井上敏樹)
- 三十六之巻: 『飢える朱鬼』(2005/10/16)(監督:坂本太郎 脚本:井上敏樹)
- 三十七之巻: 『甦る雷』(2005/10/23)(監督:坂本太郎 脚本:井上敏樹)
- 三十八之巻: 『敗れる音撃』(2005/10/30)(監督:田村直己 脚本:米村正二)
- 三十九之巻: 『始まる君』(2005/11/13)(監督:田村直己 脚本:米村正二)
- 四十之巻:『迫るオロチ』(2005/11/20) (監督:金田治 脚本:井上敏樹)
- 四十一之巻:『目醒める師弟』(2005/11/27)(監督:金田治 脚本:井上敏樹)
- 四十二之巻:『猛る妖魔』(2005/12/04)(監督:坂本太郎 脚本:井上敏樹)
- 四十三之巻:『変われぬ身』(2005/12/11)(監督:坂本太郎 脚本:井上敏樹)
- 四十四之巻:『秘める禁断』(2005/12/18)(監督:鈴村展弘 脚本:井上敏樹)
- 四十五之巻:『散華する斬鬼』(2005/12/25)(監督:鈴村展弘 脚本:井上敏樹)
- 四十六之巻:『極める鬼道』(2006/01/08)(監督:坂本太郎 脚本:井上敏樹)
- 四十七之巻:『語る背中』(2006/01/15)(監督:坂本太郎 脚本:井上敏樹)
- 最終之巻:『明日なる夢』(2006/01/22)(監督:坂本太郎 脚本:井上敏樹)
劇場版
玩具
- 変身音叉 音角
- 音撃棒セット
- 変身鬼笛 音笛
- 音撃管セット
- 変身鬼弦 音錠
- 音撃弦セット
- 音撃増幅剣アームドセイバー
- その他のおもちゃ
CD
DVD