■ 『投げ技』の解説
投げ技(なげわざ)は、相手の身体の一部をつかんだり、相手から掴まれたりした接触状態から、押す・引く・ひねるなどの力を加えて相手の体勢を崩し、投げ倒す技の総称。レスリングや柔道、合気道など、多くのスポーツや格闘技、武道などに含まれる。
概説
格闘技、武道の歴史においては、相手の頭や頸椎を地面や己の膝の上に叩き落とすような投げ技も存在する。このような単に相手を頭部から叩きつける技こそ有効だと考えられがちだが、むしろ相手をきちんと回転させ、相手が背から落ちるように投げることにより、うまく自分の体勢を崩さず相手を制することの方が、戦闘において重要という考え方もある。また投げ技は、寝技の項にもあるように、その一挙動で相手を殺傷することを必ずしも目的としない。「立っている状態」から「寝ている」状態に相手を移行せしめることは、すなわち眼前の危難を排除することであり、戦場や日常において自らの命を守る技術としては、それだけで一定の効果を期待できる。敵は武器でも使用しない限り寝た姿勢から一瞬での反撃は行えないし、その間に自分は逃走という選択も可能だからである。無論そこからより攻撃的な選択も可能なため、反撃能力を失った相手に、拳足や武器を用いてとどめを刺すことも容易になる。柔術の型稽古などにおいて、投げ倒した相手の喉の側の地面を必ずかかとで勢いよく踏みつけるなどの動作を持つ流派は、その思想を未だ色濃く残している。
競技の中での投げ技
試合において、投げ技は一本やポイントをとったり相手の反撃体勢を失わせてルール上の勝利条件としたり、あるいは寝技につなげていくために使用される。
柔道など投げ技がきれいに決まることが勝利条件の一つであるものも多い。それは、投げ技の成功は「相手の心・技・体を自分のそれが凌駕した証である」「自分に有利な体勢に持ち込むことができ、勝利できる確率が上がる」とされるからである。
危険性と安全性の確保
競技において投げ技の安全性を確保するには、投げ技を受ける(かけられる)側がきちんと受身の修練を積んでいる必要がある。そうでなければ頭部を強打し脳挫傷となったり、捻挫や脱臼するなどして重大な負傷を負う危険性が高いからである。ただし、試合や競技会において、投げ技により重傷を負う選手は殆どいない。そうした訓練が行き届いていることもあるし、またそれらの投げ技が、相手を負傷させずに投げ倒せるように工夫されているからである。
柔道
柔道において創設者嘉納治五郎は「起倒流を学んで投技の妙味を悟って以来,柔道の技術方面の修行に投技の特に重んべきことを信ずるに至」(「講道館柔道の発達史」『新日本史』1925年、『嘉納治五郎著作集第2巻 柔道編』1983年 146ページ)とし、「乱取りにおいては立勝負に重きをおき,寝勝負は比較的軽く見るを適当とする」(『嘉納治五郎著作集第2巻 柔道編』1983年 274ページ)とした。
なお、柔道の「投技」という技の分類においては関節を極めながら投げると反則ではないが投げ技とはみなされない。
立ち技と捨身技に分かれ、更に立ち技には手技(てわざ)16本、腰技(こしわざ)10本、足技(あしわざ)21本が、捨身技には真捨身技(ますてみわざ)5本、横捨身技(よこすてみわざ)14本がある。
立ち技
手技16本
- 一本背負投(いっぽんせおいなげ)
- 踵返(きびすかえし)
- 肩車(かたぐるま)
- 小内返(こうちがえし)
- 朽木倒(くちきたおし)
- 双手刈(もろてがり)
- 帯落(おびおとし)
- 背負投(せおいなげ)
- 背負落(せおいおとし)
- 隅落(すみおとし)
- 掬投(すくいなげ)
- 体落(たいおとし)
- 内股すかし(うちまたすかし)
- 浮落(うきおとし)
- 山嵐(やまあらし)
- 帯取返(おびとりがえし)捨身技から移動
腰技10本
- 跳腰(はねごし)
- 払腰(はらいごし)
- 腰車(こしぐるま)
- 大腰(おおごし)
- 袖釣込腰(そでつりこみごし)
- 釣腰(つりごし)
- 釣込腰(つりこみごし)
- 浮腰(うきごし)
- 後腰(うしろごし)
- 移腰(うつりごし)
足技21本
- 足車(あしぐるま)
- 出足払(であしばらい・はらい)
- 膝車(ひざぐるま)
- 跳腰返(はねごしかえし)
- 払腰返(はらいごしかえし)
- 払釣込足(はらいつりこみあし)
- 小外刈(こそとがり)
- 小外掛(こそとがけ)
- 小内刈(こうちがり)
- 送足払(おくりあしばらい・はらい)
- 大外返(おおそとがえし)
- 大外車(おおそとぐるま)
- 大車(おおぐるま)
- 大外刈(おおそとがり)
- 大外落(おおそとおとし)
- 大内刈(おおうちがり)
- 大内返(おおうちがえし)
- 支釣込足(ささえつりこみあし)
- 燕返(つばめがえし)
- 内股(うちまた)
- 内股返(うちまたがえし)
捨身技
真捨身技5本
横捨身技14本
プロレス
プロレスリングにおける投げ技は、相手にダメージを与えるものであると同時に見映えが重視されることが多い。また、ジャーマン・スープレックスなどのようにピンフォールを狙う目的のものも存在するため、他の競技よりも多彩な投げ技が存在する。代表的なものはバックドロップ、ジャーマン・スープレックス、ブレーンバスター、パイルドライバー、パワーボムなどである。
総合格闘技
総合格闘技における投げ技はテイクダウンし、有利なグラウンドポジションを獲得する手段として、時には直接ノックアウトを狙う技として使用されている。
プロレス技がしばしば流用され、ケビン・ランデルマンやジョシュ・バーネットはスープレックスを、クイントン・"ランペイジ"・ジャクソンやボブ・サップはパワーボム(バスター、スラム)を使用したことがある。
■ 『投げ技』に 関連する人気アイテム
総合格闘技「技」の読本!―関節技、絞め技、組み技、投げ技、打撃…37の技を連続写真で解明! | ||
確かに技の読本!(参考になった人 1/1 人)
連続写真で主だった総合格闘技でみられる「技」を解説付きでみられる、 ありそうでなかった本だと思います。 決めわざとしてポピュラーな「腕ひしぎ」や「チョークスリーパー」は勿論、 今まであまり解説されてこなかったツナギ技として「ワキ固め」や「オモプ ラッタ」など多彩にとんでいます。 また打撃やタックルの説明では総合格闘技や他の競技によるルール等 からくるスタイルの違いなど総合格闘技を観戦する人にとって一度読ん でおくと、今までとは違った角度で試合を見れることでしょう。 この手の本ではグレーシー柔術系が目立ちますが、打撃中心に構成され るHEROSなどの総合格闘技を観戦をされるかたにお勧めです。 ただ、売り文句の連続写真は、もう少しコマをわって丁寧な説明をつけて もらえればよりわかりやすくなったと思います。その点で星一つ減点させて もらいました。 結構いいです。(参考になった人 1/1 人)
主に関節技と絞め技と打撃技が載っています。すごく詳しく解説してありますが写真をもう少し細かくして欲しかったです。技のかけ方を知りたい人にはおすすめですね。 |
||
自然で女の子受けのいい服を集めました | ||
勝負服、持ってますか?[PR]
今女の子と飲んでるんだけど来ない?週末合コンどう? アナタは突然の誘いにどんな服を着ていきますか?
こういうときにはは女の子目線で選んだコーディネートが一番。 今なら 10,500円 以上で送料無料。 |
||
古賀稔彦の一本で勝つ柔道 新版 | ||
古賀氏の秘技、一本背負い投げの極意がここに(参考になった人 0/0 人)
バルセロナオリンピック金メダリストで「平成の三四郎」で知られる古賀稔彦氏が解説・実演する投げ技限定の技術書です。付録DVDでは、以下の12の投げ技が古賀氏実演により収録されています。 01 一本背負い投げ 02 背負い投げ 03 袖釣り込み腰 04 小内巻き込み 05 巴投げ 06 腰車 07 大外刈り 08 体落とし 09 背負い落とし 10 大内刈り 11 払い腰 12 内股 このうち古賀氏が実演と技の解説をするのは01から06の技までで、それ以降の技に関しては古賀氏の実演のみが収録されており、少々物足りない印象を受けるかもしれません。 しかしながら、現役を引退されても今なお古賀氏の投げ技にはキレがあり、それだけでも必見だと思いますし、特に古賀氏が得意とした一本背負い投げをぜひものにしたいとお考えの方には、大変価値ある一冊だと思います。 |
||
■ 『関節技』の解説 by はてなキーワード
人体の関節を捻ったり、逆方向に曲げるなどして拘束、もしくはダメージを与える技とその体系のこと。
多くは梃子の原理を利用して、少ない力で大きな効果が生まれるように考案されている。
関節を折る、折らずに激痛を与える、極める(動かせないように固定する)、首を絞めて失神させる、などといった効果が含まれる。
技の完成形を覚えるだけでは役に立たず、様々な状態から相手の動きを読みつつ、どうやって完成形に持って行くか、理論が問われる分野である。
また、多くの場合は投げ技や崩し技と組み合わされる。
- 体力的に劣る物が優れた者と戦うため
- 挑んでくる相手を傷つけずに取り押さえるため
等があげられる。無論、どんな技術でも使い方次第なので、関節技で人を殺すことはできるし、むしろ殺人目的では打撃より確実だとも言える。
