■ 『尼崎競艇場』の解説
尼崎競艇場(あまがさききょうていじょう)は兵庫県尼崎市にある競艇場である。
概要
水面北側に観客スタンドがあり、南側には阪神電車の高架が通る。スタンドからピットの様子を見ることのできる唯一の競艇場。かつて、この一帯は湿地帯であり、夏季は蚊が大量発生するなど、衛生面で非常に問題となっていた。戦後、この土地を埋め立てる計画が出たところ、競艇の開催地を探していた日本船舶振興会と、戦後の復興資金確保に躍起だった尼崎市との間で、競艇場への活用が決まったのであった。
標準型モーターが使用されている。
基本的には住之江競艇場との開催は重ならない(年末年始や荒天中止の順延分除く)。その理由として場所が近いこととボートピア神戸新開地及びボートピア梅田で両場の舟券を発売(両場以外でGIやSGが開催されていると三場同時発売になりファンが混乱するため)しているからである。
実況はメディアターナーの千葉誠一と鹿島俊昭が担当している。以前は内田和男アナが担当していた。
コース概要
もともと湿地帯であった場所を土地改良を行うために作られた人工池であるため、水質は淡水。癖が少ないと言われ、広いコースはカマシを得意とする選手に好まれている。フライング警報装置であるSKS(スタートタイミング感知システム)が1995年(平成7年)6月29日より使われていたが、2006年(平成18年)4月1日をもって廃止された。
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主要開催競走
周年記念(GI)として近松賞が行なわれている。
企業杯(GIII)としてUCCカップが行なわれている。2007年には報知新聞社杯争奪モーターボート大賞トライアル競走が行なわれた。
新鋭リーグ戦の名称はプリンスロード。毎年、リーグ第1戦として行われることが多い。女子リーグ戦の名称はクイーンロード。毎年、リーグ最終戦として行われることが多い。ゴールデンウィークには六甲賞競走、お盆には楠公杯争奪オール兵庫王座決定戦がそれぞれ開催されている。
2006年より、新年最初の開催はオール女子レースで行われている。これは同時開催となる住之江競艇場でオール大阪のレースが行われ、大阪の競艇ファンがそちらに流れがちになる対策として始まったものであると言われている。初日には選手紹介も行われ、正月ムードと相まって華やかになることが好評となり、以来オール女子レースで行われることが恒例となりつつある。
このため、兵庫支部の有力男子選手は年末最後の「今年もありがとう競走」(2006年まではサンテレビ杯争奪、2007年はビクトリーチャンネル杯争奪、2008年はアクアコンシェルジュ杯争奪)に斡旋を受けることが多く、正月レースは三国競艇場・びわこ競艇場・津競艇場など近隣の競艇場のレースに参加することになる。兵庫・大阪対抗戦として、阪神杯が住之江競艇場と交互に隔年で行なわれている(2007年は住之江競艇場で開催)。
兵庫支部
かつて兵庫は選手数も少なく、大レースでの華々しい活躍からも遠ざかっていた支部の一つであったが、21世紀になってからは若手の台頭が著しく、GI競走での健闘も目立つようになってきた。そして2006年10月29日の全日本選手権競走(福岡競艇場)において、魚谷智之が優勝・吉川元浩が2着に入る大活躍を見せる。これは兵庫支部として実に46年ぶりのSG制覇という快挙であった。ちなみにこのレースで、。
2007年12月24日に福岡競艇場で行われた賞金王決定戦において、吉川元浩が初出場初優勝の快挙を成し遂げた。これにより2007年の年間賞金獲得額の1位と2位が兵庫支部所属選手(1位:魚谷智之、2位:吉川元浩)となり、兵庫勢が競艇界を席巻した年となった。
2007年11月現在、兵庫支部所属の選手は女子6名を含む59名。うち半数以上がA級に在籍しており、精鋭揃いである。また一般戦での「インの鬼」と呼ばれるベテラン選手も多く、個性溢れる軍団として活気がある。第6回競艇名人戦(戸田競艇場)の勝者、水野要もこの支部に属する。水野は、朝日放送(ABC)の人気番組「探偵!ナイトスクープ」の企画で「モンキーターンをやってみたい!」という6歳の競艇ファンの男の子と一緒にペアボートに乗艇し(3号艇)、向所浩二(2号艇)、山本隆幸(1号艇)と尼崎競艇場で対戦したことがあり(3コースから1着、決まり手:抜き)、その男の子に「(競艇選手の中で)いちばんモンキーターンが下手」と評されている。ただし、水野はコンスタントにA級を維持している実力者である。星野政彦・白石健など大阪府北部在住の一部の選手も、住之江競艇場に比べてより近い尼崎競艇場をホームとして兵庫支部に在籍している。また、「ゲンコー(吉川元浩)」「カマギー(鎌田義)」「シラケン(白石健)」など、名前をもじった愛称で選手間やファンに親しまれている選手も多い。中でも実力・人気ともに最も高い魚谷智之は、「うおちゃん」「さかなや」などと呼び親しまれている。