仮面ライダーカブトのまとめ情報

仮面ライダーカブト』by Google Ads

            

仮面ライダーカブト』の解説

仮面ライダーカブト』(かめんライダーカブト)は、2006年平成18年)1月29日から2007年1月21日まで全49話がテレビ朝日系列で毎週日曜日8:00 - 8:30に放映された「平成仮面ライダーシリーズ」第7作目となる特撮テレビドラマ作品、または作品中で主人公が変身するヒーローの名称である。

キャッチコピーは「天の道を往き、総てを司る!」、「俺が正義」。

関連作品

あらすじ

1999年10月19日、地球に飛来し日本・渋谷に落下した巨大隕石により、その周辺地域は壊滅した。そして7年後の2006年、人間を殺害しその人間に擬態する宇宙生命体・ワームが出現。ワームに対抗するため、人類は秘密組織ZECT(ゼクト)を結成し、マスクドライダーシステムを開発した。一方、ZECTの見習い隊員・加賀美新は、自らを「天の道を往き、総てを司る男」と自称する天道総司と出会う。

特徴

平成仮面ライダーシリーズ7作目。仮面ライダーシリーズ生誕35周年の記念作品である。

前作『仮面ライダー響鬼』とは打って変わり、モチーフに昆虫の採用、「変身」のかけ声の復活、バイクの常用、キックの必殺技や仮面ライダー自身による必殺技名の発声など、いわゆる「仮面ライダー」らしい要素を積極的に含む。一方、一般人の姿と怪人の姿を持つ敵、組織化されたヒーロー、ライダー装着者の交代劇など、平成仮面ライダーシリーズに見られた要素も随所に盛り込まれている。また新要素も多く盛り込まれており、これについてはプロデューサー・梶淳が制作発表の場で述べた「原点回帰ではなく、仮面ライダーの限界・頂点に挑む」というコメントや、企画書に記された「いいものは焼き直しと言われようと取り込み、不要なものは斬新そうでも容赦なく切り捨てる」という言葉が端的に表している。

それまでのシリーズ作品でもよく登場していたシチュエーションである「料理」が特に大きくクローズアップされており、主人公を始めとした数多くの登場人物が料理を作って嗜む。コメディの比重も高く、暗く重くなりがちなストーリーを和らげ、少しでも作品全体のムードを明るくすることが心掛けられた。特に『カブト』においては、天然キャラによるものの他、不条理シュールな展開といった、従来のシリアスな特撮作品ではあまり見られなかったコメディ手法が多かった点が、本作の特徴の一つとして挙げることができる。このコメディ要素は次作『仮面ライダー電王』に引き継がれ、更に拡大されるようになる。

スタッフ・配役

東映側プロデューサーに『アギト』‐『555』を手がけた白倉伸一郎武部直美のコンビが2年ぶりに復帰した。メインライターは、同じ白倉・武部作品の『Sh15uya』を手がけ、前作「響鬼」の後半から平成ライダーシリーズに参加し、シリーズ初のメインライターとなる米村正二が務めた。その他に俳優の弓削智久唐橋充音楽を手掛ける蓜島邦明、『555』以来のライダー復帰となる田崎竜太や『剣』以来の長石多可男など、平成ライダーや『Sh15uya』共通のキャスト・スタッフが多数参加していることも本作の特徴である。過去の平成仮面ライダーのレギュラー経験者のゲスト出演も多い。また当時28歳だった柴崎貴行が本作終盤で本編監督デビューを飾っている。

スーツアクターは、主人公は『剣』までと同じく高岩成二、2号ライダーは伊藤慎が担当した。

白倉プロデュース作品の多くに参加している井上敏樹をメインライターにしなかったことについて、白倉は「井上と一緒に作ると、お互いの言いたいことが解ってしまい、今までと大差ないものになりそうだから」と語っている。但し、結果的には全体の3分の1にあたる16回を井上が担当している。

特撮演出

本作の戦闘演出の中で代表的なものが「クロックアップ」である。ライダーの超高速移動は、『龍騎』のアクセルベント、『555』のアクセルフォーム、『』のマッハジャガーなど、過去作でも取り組まれてきた。しかし本作が過去作と大きく異なるのは、過去作の高速移動が“必殺技”として設定されていたのに対し、本作のクロックアップは敵味方双方が高速で動くことにより、「常人には入り込めない世界」を作り出す点に主眼が置かれている。クロックアップの発想は『龍騎』のミラーワールドに近く、戦いの原則として設定されている。このクロックアップ時の演出描写は後半以降徐々に減り、終盤はほぼ通常空間のみの戦闘となっており、クロックアップが使用されても瞬間移動的に描写される。

プロデューサーの白倉は、特撮誌のインタビューにおいて、「『気付いていないだけで、実は自分のすぐそばで仮面ライダーが戦っているかもしれない』という感じを出したかった」と語っている。クロックアップの演出の例については、クロックアップを参照。

評価

玩具売上げは、主力玩具である変身ベルトの好調により年間総売上71億円を記録。目標数値の75億円には若干届かなかったものの、前作『響鬼』の65億円からは大きく持ち直し、商業的には上々の成果を収める。

白倉伸一郎はホビー誌のインタビューで「(同じようにたくさんのライダーが登場した)『龍騎』とは異なり、ライダーが途中退場しないという状況で複数のライダーをからませ、キャラクター間のバランスを保ちながらストーリーを進展していく。。

、特に初代仮面ライダーと同じバッタ型仮面ライダーであるキックホッパー・パンチホッパーは、ほどで、この好評から「仮面ライダーディケイド」に登場し、クウガとディケイドと戦っている。

マスクドライダー

「仮面ライダー」に相当し、ゼクターが選んだマスクドライダーシステム(後述)により変身した資格者。劇中ではマスクドライダーまたはライダーと呼ばれるが、1度だけ地獄兄弟がドレイクを「仮面ライダードレイク」と呼んでいる。序盤でザビーの資格者(加賀美、影山)のみ、胸にザビーの形状のマークが浮かび上がるシーンがある。

資格者が変身する際、ゼクター及びゼクターと対になる端末、変身ツールを身に付ける。変身ツールとゼクターが合体することで、ゼクターより「Henshin」と発声されマスクドライダーに変身する。

仮面ライダーカブト

天道総司が変身するマスクドライダー。モチーフはカブトムシ(マスクドフォームは蛹)。基本カラーは、複眼の色は水色。誕生の詳細を知る者からは、「光を支配せし太陽の神」と呼ばれる。なお、必殺技の数は劇中未使用を含め平成ライダー最多の15である。

仮面ライダーカブト マスクドフォーム
カブトの第1形態。
仮面ライダーカブト ライダーフォーム
カブトの第2形態。変身時はマスクドアーマーの飛散後、顎のローテートを基点にカブトホーンが起立して顔面の定位置に収まり、「Change Beetle」と発声される。
必殺技は、波動に変換したタキオン粒子を脚に集中して放つ「ライダーキック」。カブトゼクター上部の脚3本それぞれに内蔵されたスイッチ・フルスロットルを「1, 2, 3」の順に押した後、ゼクターホーンを一旦マスクドフォーム時の位置に戻し、再び倒すことで「Rider Kick」の発声とともに発動する。主に使うライダーキックは至近距離で上段廻し蹴りを叩き込むライダーキックである。その他にもエクステンダーを利用した飛び回し蹴り、従来の仮面ライダーたちが行う様な飛び蹴りなど数種類のライダーキックを使い分ける。
超バトルDVDでのみ、マスクドフォームを介さずに、直接この形態に変身した。
仮面ライダーカブト ハイパーフォーム
カブトの第3形態。ハイパーゼクターを手に入れた劇中の34話から変身できるようになった。全身のアーマーが内部にタキオンプレートを収納した、以前の2倍以上の強度を持つカブテクターに再構成されている。
通常形態とカブテクターを展開した「ハイパークロックアップ状態」がある。ハイパークロックアップ状態は大気中や真空中を自由に飛翔でき、従来のクロックアップ以上のスピードで過去や未来を自由に行き来する「ハイパークロックアップ」も使用可能。
必殺技はHCUした状態から強化されたライダーキックを放つ「ハイパーライダーキック」。ハイパーゼクターのゼクターホーンを倒すことで、「Maximum Rider Power」の発声とともにハイパーゼクターからカブトゼクターにマキシマムライダーパワーが送り込まれた後、ライダーキックの手順を踏むことで発動する。以前と異なり従来のライダーキック同様の飛び蹴りである。
パーフェクトゼクターを用いることにより下記の技を使用可能。
  • ソードモード時の技
    • 1 ハイパーブレイド:カブトパワーを使用することで巨大な光子の刃を放つ。
    • 2 ハイパースティング:ザビーパワーを使用することで、ゼクターニードルからタキオン粒子を槍状に噴出する。
    • 3 ハイパーアックス:劇中未使用。ドレイクパワーを使用する。
    • 4 ハイパースラッシュ:サソードパワーを使用することで、高濃度のポイズンブラッドを生成し光子に変換して送り込むことにより、ゼクターの切れ味を倍化させて敵を斬る。
    • 5 マキシマムハイパータイフーン:パーフェクトモードを発動することで、カブトホーンを模った超巨大な光子の刃を放つ。
  • ガンモード時の技
    • 6 ハイパーキャノン:劇中未使用。カブトパワーを使用する。
    • 7 ハイパーレーザー:劇中未使用。ザビーパワーを使用する。
    • 8 ハイパーシューティング:ドレイクパワーを使用することで分散し敵を自動追尾する性質を持つ高威力の赤いイオン光弾をツインバレルから放つ。
    • 9 ハイパーウェイブ:劇中未使用。サソードパワーを使用する。
    • 10 マキシマムハイパーサイクロン:パーフェクトモードを発動することで、竜巻状の超巨大エネルギー波を放つ。使用時は反動を相殺するためカブテクターが自動的に展開する。

ツール

カブトゼクター
カブトムシ型昆虫コア。腰部に装着したライダーベルトにセットすることで変身し、その状態から頭部のゼクターホーンを右側に展開することでキャストオフする。35年前、マスクドライダー計画が始動した時から天道総司の父、日下部総一によって既に資格者が決定されていた。
てれびくんの応募者DVDでは、饒舌に喋っていた。
ライダーベルト
カブトの変身ツール。ZECT(ゼクト)により開発されたものだが、天道も同型のものを所有する。
カブトクナイガン
カブトが標準携行している武器。状況に応じて3種のモードを使い分けることが可能。
ガンモード
銃型の形態。ジョウントにより無限に送られる電子エネルギーを高エネルギーイオンビームに変換し、「アバランチシュート」を放つ。
アックスモード
ガンモードを持ち替えた斧型の形態。ガンモードのグリップ部・クナイフレームに装備されたバヨネットアックスを超高温化し、触れた物を裂断する「アバランチブレイク」を放つ。
クナイモード
クナイフレームを取り去ったクナイ型の形態。クナイカッターを超高温化し、触れた物を裂断する『アパランチスラッシュ』を放つ。
ゼクトマイザー
各マスクドライダー共通の支援武器(カブトとドレイク以外は未使用)。中央のマザーアクシスを基点に4基の射出砲・マイザーロードを展開、中央上部のタッププレートを押すことにより、マイザーロードから自立飛行破片手榴弾・マイザーボマーを射出する。マイザーボマーはカブトムシ型のカブトボマーで、順次ジョウントにより補充されるので無制限に射出、連続攻撃が可能。
ハイパーゼクター
カブトムシ型昆虫コア。自らの意思と強大な力を持ち、ジョウント時間移動能力を駆使し自力でも様々な時空を行き来できる。移動方法はカブトゼクターのように羽のゼクターウィングを展開するのではなく、スラスタースリットからの噴射による移動方法をとる。ライダーベルト左側に装着した後にゼクターホーンを倒すことでハイパーキャストオフし、スラップスイッチを叩くことによりハイパークロップアップ状態となる。
パーフェクトゼクター
ハイパーフォームの必殺武器。ジョウント移動によりカブトの下に来る。ソードモードからガンモードへの移行のほか、フルスロットルを押すことにより各々の電子音声が発声され、それぞれカブト・ザビー・ドレイク・サソードパワーを行使することができる。
カブトパワーはパーフェクトゼクター単体、ザビー・ドレイク・サソードパワーは対応する各ゼクターを合体(このとき各ゼクターはパーフェクトモードに変化する)させることで、各ゼクターの特性を活かした攻撃が可能となる。上記の全ゼクターを合体させることにより、「All Zector Combine」という発声とともに「パーフェクトモード」となる(パーフェクトゼクターのパーフェクトモードを指す)。技の使用時にはそれぞれの技名の電子音が発声される。
ザビー・ドレイク・サソードが既に変身している場合は、パーフェクトゼクターからの指令が優先されるため各ライダーは変身解除される。
カブトエクステンダー
  • 全長:2020mm(マスクド)、3090mm(エクス)
  • 全幅:700mm(マスクド、エクス)
  • 全高:1170mm(マスクド、エクス)
  • 最高時速:410km(マスクド)、900km(エクス、通常時間時)
  • 原型車種:ホンダ・CBR1000RR
カブト専用特殊強化バイク。元々はZECTが選んだ適合者に用意した物だが、天道の愛車となる。通常時はガソリンによる走行も可能だが、緊急時はECR放電におけるプラズマ生成でイオン加速による超スピード走行が可能。カブトの意思により無人での自動走行も可能。
カブトエクステンダー マスクドモード
カブトエクステンダーの第1形態。ライダーのマスクドフォームに相当する。ハンドル付近に出現するコンソールを操作してキャストオフできる(同時にカブトもキャストオフが可能)。
カブトエクステンダー エクスモード
カブトエクステンダーの第2形態。 キャストオフによりフロントカウルが排除され、ファンデルワールス力により分子結合していた前輪が展開、車体中央部からはエクスアンカーという巨大な型のパーツがせり出し、車体全体がやや前方向に倒れている。
マスクドモードを越える高速走行のほか、カブトに連動してクロックアップが可能。ヒヒイロノカネ製のエクスアンカーは本体から射出して敵を串刺しにすることもできる。また、光子ビームライトからは高エネルギーのパルスビームを放つ。

仮面ライダーザビー

本部直属の精鋭部隊・シャドウの指揮官が変身するマスクドライダー。資格者については下記「ザビー資格者の変遷」を参照。モチーフはスズメバチ(マスクドフォームは蜂の巣)で基本カラーは黄色。ちなみにザビーのスペルは「THEBEE」。

仮面ライダーザビー マスクドフォーム
ザビーの第1形態。他のライダーと違い専用武器を持たないため、肉弾戦主体である。
仮面ライダーザビー ライダーフォーム
ザビーの第2形態。変身直後に「Change Wasp」と発声される。このとき、ザビーゼクターから伸びるゼクターニードルという針を武器とする。
必殺技は、波動に変換したタキオン粒子をニードルに集中して敵に突き刺す「ライダースティング」。ゼクターニードル上部のフルスロットルを押すことで、「Rider Sting」という電子音声の発声とともに発動する。資格者により攻撃方法が異なり、複数の相手を1度に連続で突き刺すことも可能。
ツール
設定上は専用のゼクトマイザーを持つが本編未使用。マイザーボマーはハチ型のザビーボマーで、食品玩具バンダイキャンディートイにて登場。
ザビーゼクター
スズメバチ型昆虫コア。集団の統率者に相応しい人物を資格者に選ぶ。1度資格者として選定した者でも、自分の意にそぐわない方向に向かえば容赦なく見捨てる。そのため他のゼクターに比べ資格者の変遷が激しい。その設定ゆえに出演者からも「男を簡単に乗り換える悪女」などと評され、最終的には資格者が不在となる。左手首に装着したライダーブレスにセットすることで変身し、その状態からザビーゼクター背部のゼクターウィングを上げた後、内側に回転させることで前後を展開させキャストオフする。
ライダーブレス
ザビーのブレスレット型変身ツール。ZECTにより開発された。
マシンゼクトロン
  • 全長:2070mm
  • 全幅:740mm
  • 全高:1160mm
  • 最高時速:400km(通常時)
  • 各マスクドライダー共通の量産型バイク。フロントカウルにはそれぞれのライダー専用のZECTマークがプリントされており、ザビー仕様にはザビー マスクドフォームの左肩部にもあるZECTマークがプリントされている。基本設計はカブトエクステンダーと同様だが、キャストオフ機能は無い。
フロントカウル部の牙・ゼクトロンピンチは白兵戦用の武器となるほか、電磁波照射による分子振動で標的を粉砕することも可能。背部のテールコンテナにはそれぞれのライダーのモチーフの昆虫型ロケットが搭載されており、これにより偵察や攻撃を行う。

ザビー資格者の変遷

以下にその変遷と各資格者、資格喪失の要因を記述する。ザビー資格者は全員ZECTのメンバーであり、原則としてシャドウのチームリーダーを兼ねる。

初代:矢車想
矢車がカブト抹殺に執着し“完全調和”の信念を見失ったことで、資格を剥奪される。影山の後、ザビーゼクターはキックホッパーになった矢車を再び資格者に選定するが、彼はこれを拒絶。
2代目:加賀美新
加賀美が天道=カブト抹殺の任務を嫌い、自ら資格放棄の意志を示したことで、ザビーゼクターは加賀美を資格者から外した。加賀美の父曰く、「蜂は刺すもの。刺さない蜂(加賀美が変身したザビー)に勝ち(価値)はない」らしい。
3代目:影山瞬
キックホッパーに敗北後、ザビーゼクターを天道=カブトに奪われ、シャドウ隊長の座も追われる。後に再びザビーゼクターを手にするが、ガタックと連携を合わせようとせず敗北したため、ザビーゼクターは影山から完全に資格を剥奪する。
特殊:三島正人
ワームに苦戦する影山に戦いを教えるため、ザビーゼクターを無理矢理捕らえ強制的に変身する。パンチの連打のみでワームを倒してみせた後、ザビーゼクターは三島を資格者に選ぼうとしたが三島自身にその気はなく、片手で追い払う。

仮面ライダードレイク

主にメイクアップアーティストである風間大介が変身するマスクドライダー。モチーフはトンボ(マスクドフォームはヤゴ)。基本カラーは水色。ドレイクゼクターを用いた銃撃戦を得意とし、その戦法を想定した設計思想から利き腕側となる右側に各機能が集中しており、外観は左右非対称である。ヤゴをモチーフとしたマスクドフォームは硬度以外で個性を持つ。

仮面ライダードレイク マスクドフォーム
ドレイクの第1形態。水中戦にも対応している。
仮面ライダードレイク ライダーフォーム
ドレイクの第2形態。変身直後に「Change Dragonfly」と発声される。
必殺技は、波動化されたタキオン粒子を光弾に変換し、狙いを定めて発射する「ライダーシューティング」。ライダーシューティングモードのドレイクゼクターのヒッチスロットルを引くことで、「Rider Shooting」という発声とともに発動する。クロックアップ状態でも射てるが、非クロックアップ時に発射した場合光弾の速度は遅くなる。
ツール
ドレイクゼクター
トンボ型昆虫コア。ドレイクグリップをかざすと自発的に結合しドレイクへの変身を行う。尾部の2段変身スイッチ・ヒッチスロットル(尾レバー)を引き出し、グリップのトリガーを引いてキャストオフする。
変身後はそのまま銃身となり、拳銃のような単発での光弾射撃やマシンガンのような連射のほか、ビームへの切り替えも可能。また、ゼクターウィングからタキオン粒子を放出することにより、近接武器として扱うこともできる。ゼクターウィングを折り畳むことでライダーシューティングモードへ変形でき、そのモードではポインター・ミラージュサイトによるレーザーを伸ばすことにより、敵を捕捉することも可能。
ドレイクグリップ
ドレイクのグリップ型変身ツール。
ゼクトマイザー
ライダー共通の支援武器。マイザーボマーはトンボ型のドレイクボマー。
マシンゼクトロン
ドレイク仕様のマシンゼクトロン。フロントカウルにドレイク マスクドフォームの左肩部にもあるZECTマークがプリントされている。基本スペックは他のものと同様で、テールコンテナにはトンボ型ミサイルを搭載。

仮面ライダーサソード

主に神代剣が変身するマスクドライダー。モチーフはサソリ(マスクドフォームは昆虫の蛹)。基本カラーは、複眼の色は。サソードヤイバーを用いた剣術を得意とする。装着者の体内酸素濃度を上昇させるクロロトキシンを含むナノ粒子構造体・ポイズンブラッドを生成し装着者を活性化させる。フォームを問わず、クロックアップをしていない状態でも高速で移動する相手を確認することができる。スペルは「SASWORD」。

仮面ライダーサソード マスクドフォーム
サソードの第1形態。ポイズンブラッドを全身に循環させるオレンジ色のチューブ・ブラッドベセルが体中に走るため、特異なシルエットを作る。武装面ではサソードヤイバーの他にも、伸ばして触手のように敵を捕縛するブラッドベセルや、自在に動かし先端部を敵に突き刺すことができる額部のサソードアンテナ(これはライダーフォーム時にも使用可能)が装備されている。
仮面ライダーサソード ライダーフォーム
サソードの第2形態。変身直後に「Change Scorpion」と発声される。アーマーの飛散により両肩のショルダーブレードが露出しており、波動化したタキオン粒子を肩の刃先に送り込むことでショルダータックルを使用できる。
必殺技は、サソードゼクター内のポイズンブラッドとタキオン粒子を混じり合わせ光子に変換、サソードヤイバーの刃先に集約させ光刃を形成して放つ場合ともしくは連続で敵に斬り付ける場合の2種類の「ライダースラッシュ」が存在する。サソードニードルを一旦マスクドフォーム時の位置に戻し、再びサソードヤイバーに押し込むことにより、「Rider Slash」という発声とともに発動する。斬りつけるだけでなく光刃を衝撃波状に発射することも可能。
ツール
設定上は専用のゼクトマイザーやマシンゼクトロンを持つが本編未使用。マシンゼクトロンはPS2版のOPにのみ登場。マイザーボマーはサソリ型のサソードボマーで、食品玩具バンダイキャンディートイにて登場。
サソードゼクター
サソリ型コア。他のゼクターとは違い飛行せず土中から現れるが、ジャンプして空中を飛ぶことも可能。サソードヤイバーにセットして変身し、その状態から尾部を倒してその先端部にあるサソードニードルをヤイバーに押し込み、キャストオフする。
サソードヤイバー
サソードの刀型変身ツールで、ZECTが開発したものの1つ。サソードゼクター召喚時に「Standby」と発声される。変身していなくても武器として使えるようだが、実際に生身で使った描写はない。

仮面ライダーガタック

22話から加賀美新が変身するマスクドライダー。モチーフはクワガタムシ(マスクドフォームは蛹)。基本カラーは、複眼の色は。カブトと同様にマスクドライダー計画でも重要な存在であり、計画書や誕生の詳細を知る者からは「戦いの神」とも呼ばれる。スペルは「GATACK」。

仮面ライダーガタック マスクドフォーム
ガタックの第1形態。両肩部には大口径火器・ガタックバルカンが2門装備されており、ジョウントを応用した無限弾装により無制限に転送・チャージされるイオンエネルギーを、イオンビーム光弾として毎分5000発で連射、さらに圧縮することでプラズマ火球弾として発射する。
仮面ライダーガタック ライダーフォーム
ガタックの第2形態。変身時はマスクドアーマーの飛散後、頭部左右に倒れていたガタックホーンが起立し側頭部の定位置に収まり、「Change Stag Beetle」と発声される。通常の肉弾戦に加え、両肩に装備されている一対の曲剣ガタックダブルカリバーを用いた二刀流による剣戟格闘戦も可能となる。
必殺技は、前方へジャンプして回し蹴りを放つ「ライダーキック」と、ガタックダブルカリバーから放つ「ライダーカッティング」の2種類。前者はガタックゼクターのスイッチ・フルスロットルを3度連続で押した後、ゼクターホーンを一旦マスクドフォーム時の位置に戻し、再び倒すことで「Rider Kick」の発声とともに発動する。後者はガタックダブルカリバー(プラスカリバー&マイナスカリバー)をカリバーフルカムを基点にして重ねのようにすることで、「Rider Cutting」という発声とともに発動する。相手を挟み込む場合と、エネルギー波を出すことにより一定の範囲内にあるものを切断する場合があり、ライダーキックとの併用も可能。
空中からガタックがガタックエクステンダーもろともにライダーキックを放つ「エクステンダー落とし」という技も使用する。
仮面ライダーガタック ハイパーフォーム
仮面ライダーカブトが装着するはずのハイパーゼクターを装着し変身したガタックの第3形態。ガタックホーンが大型化し、胸部のアーマーは内部にタキオンプレートを収納した、以前の2倍以上の強度を持つガタックプロテクターへと再構成されている。 カブトと同様、通常形態とガタックプロテクターを展開した「ハイパークロックアップ状態」がある。
必殺技はカブトと同様の手順を踏んで放つハイパーライダーキックで、蹴りの形は強化前と同様。
「てれびくん」の応募者サービスのDVD『仮面ライダーカブト 超バトルDVD 誕生! ガタックハイパーフォーム!!』とPS2版に登場する。本編未登場。
ツール
ガタックゼクター
クワガタムシ型昆虫コア。「戦いの神」と呼ばれ、その名前が示す通り好戦的な性格。資格者を認めにくく、自らが資格者と認めない者には容赦のない攻撃を仕掛け排除するが、カブトと同じく35年前に既に資格者は決定されていた。腰部に装着したライダーベルトにセットすることで変身し、その状態から頭部のゼクターホーンを倒すことでキャストオフする。他のゼクターと違い、唯一音声が高めかつエコーが若干かかる。登場自体は21話から。
てれびくんのDVDにおいてのみ、饒舌に喋っていた。
ライダーベルト
ガタックの変身ツール。カブトのライダーベルトとの差異は一部の配色のみ。
ガタックダブルカリバー
ガタック ライダーフォーム及びハイパーフォームの専用武器。右肩に装着された右手用のプラスカリバーと左肩に装着された左手用のマイナスカリバーの2本で構成されており、それぞれジョウントによりプラスとマイナスの荷電粒子エネルギーが無限に送られ、それを刃先に集めることにより触れた物を裂断できる。マスクドフォーム時にはガタックバルカン内部に格納されており、キャストオフ時にライダーフォームの両肩に装着された形で出現する。
ハイパーゼクター
カブトが使用しているものと同型。てれびくんの応募者サービスDVDで、カブトのハイパーゼクターが未来から呼び寄せた。
ガタックエクステンダー
  • 全長:2100mm(マスクド)、3230mm(エクス)
  • 全幅:770mm(マスクド)、1850mm(エクス)
  • 全高:1350mm(マスクド)、610mm(エクス)
  • ガタック専用特殊強化バイク。加賀美がガタックの資格者となった後、ZECTの使者によって加賀美に送られた。
    ガタックエクステンダー マスクドモード
    ガタックエクステンダーの第1形態。他のライダーのバイクがオンロードタイプであるのに対して、オフロードタイプである。性能・機構はカブトエクステンダー同様。マスクドモードの両ハンドルを内側から押し上げることによりキャストオフする。
    ガタックエクステンダー エクスモード
    ガタックエクステンダーの第2形態。ファンデルワールス力により分子結合していた本体が中央部から展開し、ヒヒイロノカネ製の挟撃棒・エクスアームが車体内部から突き出ている。クロックアップが可能なほか飛行能力も持ち、サーフボードに乗るような形で搭乗したガタックの意思を電気信号で知覚して操縦される。

仮面ライダーホッパーシリーズ

資格者が変身するマスクドライダー。モチーフはショウリョウバッタ

このシステムは極秘裏に開発されたものであり、当初は三島さえも存在を知らなかった。赤い靴システム同様に対ネイティブの極秘兵器という説が超全集で紹介された。矢車がどちらも持っていたが誰に渡されたのかは劇中では描かれていない。また、キャストオフシステムを持たず、変身すると最初からライダーフォームの状態となるほか、1つのゼクターにより1人の装着者がパンチ・キックどちらの戦闘形態にも選択的に変身できるというリバーシブルの変身機構となっている(ただし、劇中では1人が両形態を使い分けて戦うことはなかった)など、他のライダーシステムとは異なる。劇中でクロックアップを使うことはないが設定上は使用可能とされる。

仮面ライダーキックホッパー

矢車想が変身するマスクドライダー。基本カラーは緑、複眼の色は赤。変身直後に「Change Kick hopper」と発せられる。左脚側面には、ゼクターと連動して力の解放を助長するバッタの脚の形をした特殊兵装アンカージャッキが装備されており、キックを主体とした戦闘に優れる。ネーミングは仮面ライダーの初期案である「仮面ライダーホッパーキング」から。

必殺技は、アンカージャッキを作動させて放つ「ライダーキック」。ホッパーゼクターの脚部・ゼクターレバーを付け根部分のタイフーンを基点に動かすことで、「Rider Jump」の電子音声とともに空中高くに跳躍し、ゼクターレバーを元の位置に戻すことで発動する。ライダージャンプで敵を空に上げ落ちてきた所を攻撃することや、連続キックにより複数の敵を連続攻撃することも可能。PS2版にも登場するが、開発スタッフがこの技をOAで見て感動し、でき上がっていたプログラムを修正したという逸話がある。

仮面ライダーパンチホッパー

影山瞬が変身するマスクドライダー。基本カラーは灰色、複眼の色は白。変身直後に「Change Punch hopper」と発せられる。右腕側面にはキックホッパーのものと同様のアンカージャッキが装備されており、パンチを主体とした戦闘に優れる。

必殺技は、キックホッパーと同様の手順で跳躍しパンチを放つ「ライダーパンチ」。

ツール

設定上は専用のゼクトマイザーを持つが本編未使用。
ホッパーゼクター
バッタ型昆虫コア。イオンエンジンを噴射して跳躍移動し、ジョウントも可能。電子音声はガタックのものよりもエコーが強い。同型のものが2機あり、緑と茶の2つの面のどちらを表にするかで異なる形態となるリバーシブル構造となっている。緑色面を表にした場合はキックホッパーに、茶色面を表にした場合はパンチホッパーに変身する。
ゼクトバックル
キックホッパー及びパンチホッパーの変身ツール。ザビー・ドレイク・サソードが装着しているものと同型であるがホッパーの場合は最初から実体化しており、バックル部を展開させてホッパーゼクターを乗せるようにセットアップする。

仮面ライダーダークカブト

擬態天道総司が変身するマスクドライダーであり、彼を実験体として製作されたカブトの試作型。モチーフはカブトムシ(マスクドフォームは蛹)。姿形はカブトそっくりだが基本カラーは、複眼の色は黄色。

仮面ライダーダークカブト マスクドフォーム
ダークカブトの第1形態。
仮面ライダーダークカブト ライダーフォーム
ダークカブトの第2形態。造型は両フォームともカブトと同型だが、基本カラーの違いとともに、頭部、胸部、肩部のアーマーには基板のような赤い模様がある等の外見上の差異がある。
必殺技は、カブトと同様の手順で放つ「ダークライダーキック」。威力も同等。PS2版では相手に踵落しを浴びせ膝を突いた相手をそのまま踏み抜く。
ツール
ダークカブトゼクター
カブトムシ型昆虫コア。造型はカブトゼクターと同一で配色が異なる。
ライダーベルト
ダークカブトの変身ツール。カブトのライダーベルトとの差異はない。
ゼクトクナイガン
ダークカブトが標準携行している万能武器。劇場版でケタロス・ヘラクスが使用するものと同機種。
ダークエクステンダー
ダークカブト専用特殊強化バイク。本編未登場で、PS2版のOPにのみ登場。カブトエクステンダーと造形は同一だが色は黒が基調である。

共通機能

マスクドライダーシステム

「マスクドライダー」に変身するために必要な特殊戦闘システムの総称。ZECTにより開発された。いわゆる“武装装着型”のライダーに分類することができる。ワーム戦には不可欠な「キャストオフ」と「クロックアップ」を有する。

物語の進展に伴い単なる武装の域を超え、資格者やシステムそのものにまつわる謎や秘密を多々有する、物語の根幹に密接に関わるモノとして描写される。主な謎や秘密としては、天道がなぜシステム完成以前にライダーベルトを所持していたのか、ザビーやガタック以外の資格者がどのようにゼクターを入手したのか、ワーム襲来よりも前の、35年前の4月3日から計画が始動していたこと、その時に生まれてもいない加賀美がガタックの資格者として選定されていたこと、カブトとガタックのシステムに本人の意思に関係なく、ワームを完全撃滅する“暴走スイッチ”が密かに仕込まれていたことなどがある。しかし、この大半は劇中で明かされていない。なお、1971年4月3日は初代『仮面ライダー』の第1回放送日と一致している。

マスクドフォーム
マスクドライダー第1形態(ホッパーシリーズ及び劇場版のみ登場のライダー達は直接ライダーフォームへと変身する)。ヒヒイロノカネという未知の金属で製造されたマスクドアーマーが全身を覆った姿。クロックアップは使用できない。
ライダーフォーム
キャストオフを経て変身する第2形態。クロックアップ及び必殺技が使用可能。必殺技の攻撃パターンはそれぞれ異なるが、共通項として技の名称の先頭に「ライダー」が付くことが挙げられる。
ハイパーフォーム
カブトが(バトルDVD及びPS2版ではガタックも)ハイパーゼクターによってハイパーキャストオフした形態。各スペックの向上に加え、ハイパークロックアップが可能となる。

変身ツール

ゼクター
ゼクターはライダーへの変身に必要なツールであり、自己判断能力を持つ昆虫コア。外見はそのゼクターにより変身するライダーのモチーフとなる生物に準ずる。資格者の基準は各ゼクターにより異なる。有事の際にはその資格者の元へジョウントで移動、資格者が身に付けた変身ツールと合体することで、資格者をライダーへと変身させる。召喚時にはゼクター自ら敵を攻撃することもある。自由意志が高く、料理を作ったり野球を応援に来たりなどコミカルなシーンも多い。また、ゼクター自身の意思で装着者から離れると強制的に変身が解除される。
ザビー、ドレイク、サソードの3つのゼクターには隠しプログラムが仕掛けられており、ユニットの一部になっているパーフェクトゼクターからの召喚命令は現行の資格者よりも優先されるようになっている。実態はネイティブが対ワーム用に技術提供した兵器。そのためZECTが反ネイティブ対策を視野に開発したゼクター以外は、ネイティブからの命令も受理する。

キャストオフ/プットオン

キャストオフ
マスクドフォームからライダーフォームへと2段変身する工程。これは昆虫の脱皮に相当し、キャストオフとは「脱ぎ捨てる」の意。
各ゼクターにある2段変身スイッチを操作することでゼクターから「cast off」と発声され、マスクドアーマーが弾け飛び、最後にゼクターより「change ‐」(‐の部分は各ライダーのモチーフの英語名)と発声されライダーフォームへの移行が完了する。この時飛散するマスクドアーマーをワームに直撃させれば、サナギ体程度ならほぼ一撃で撃破できる。このシステムはカブトエクステンダーにも応用される。
ハイパーキャストオフ
ライダーがハイパーゼクターを用いてハイパーフォームに強化変身する工程。ハイパーゼクターのホーンを1度倒すことにより「hyper cast off」の電子音とともに変身する。キャストオフとは異なり、装甲などのパーツの飛散はなくパーツが新たに変異する形となっている。
プットオン
キャストオフとは逆の工程を踏む(各々のゼクターの2段変身スイッチを逆の順序で操作する)ことで、ライダーフォームからマスクドフォームへ戻ること。その際ゼクターからは「put on」と発声され、マスクドアーマーが再構成される。マスクドアーマーの再構成はアーマー全体の再構成の他、任意の一部分のみを再構成することも可能である。主に防御力を高めるために用いられるが、ガタックはライダーフォームでの遠距離攻撃が不可能なため、それが可能なガタックバルカン使用のために用いることもある。

ワーム

隕石に内包されて地球に飛来した地球外生命体であり、地球上に棲息する甲殻類に似た外観・特性を持つ。高度な知性と後述する特殊な形態・能力を駆使し、密かに人間を殺害しながら繁殖し続けている。

渋谷隕石に内包されて地球に侵入したワームは、基本的には組織ではなく個体の寄り集まりに過ぎず、各々が人間社会に潜り込むため好き勝手に人間を殺戮している。しかし中にはワーム全体の繁栄のため、多数のワームを従えグループを形成し活動する者も存在する。劇中ではウカワーム(間宮麗奈)やカッシスワーム(乃木怜治)がワーム軍団を率いていた。余談だが、生物学的な分類を絞ったため、ライダーシリーズとして本作で初めて採用されたモチーフの生物も多い。

形態

サナギ体
第1形態。通常兵器でも倒すことは可能。体色は緑色(成虫体になる直前は茶色)の通常種の他、通常種よりも外殻が固くクロックアップした物体を視認することも可能な白い変種が少数存在する。
作品中では従来のライダーシリーズでの「戦闘員」に近い存在として扱われることが多い。デザイン画などでは「SALIS」(サリス)と呼称される。元はデザイナーが「月刊ホビージャパン」において造形した「クリサリス」という作品にアレンジを加えたものであり、眼に手を入れたような顔はその名残り。
成虫体
サナギ体から脱皮した第2形態。サナギ体と違い体色や形状は多彩。戦闘の際には、護衛役としてサナギ体の群れを従えることもある。

能力

擬態(ドッペルゲンガー)能力
姿を人間そっくりに変えることで人間に擬態する。擬態の際にはオリジナルの人間の記憶も引き継ぐことが可能で、怪しまれることなく元の人間と入れ替わることができる。
人間態とワーム態は自分の意思で使い分けることが可能で、意思や性格については大抵はオリジナルのそれを装うが、ワーム本来の性格を表出させる場合もある。また、スコルピオワームの様に擬態の際に自分がワームであることを忘れ人間だと信じ込む者もいる。
極度のダメージを受けると擬態を維持することが困難になるほか、ZECTが開発したアンチミミック弾の煙幕を吸うと一時的に擬態が解ける。
超高速移動(クロックアップ)能力
脱皮して成虫体となったワームはクロックアップが可能となる。クロックアップ状態に入ったワームは人間には視認不能となり、目にも留まらないスピードで人間を襲うため、マスクドライダーシステムを装着した者でなければ倒すことは極めて困難である。

ネイティブ

35年前に隕石に内包されて地球に侵入した別種のワーム。渋谷隕石に内包されて侵入したワームとは敵対関係にあり、命を狙われている。

地球に到達した当時、近い未来に敵対するワームが地球に侵入することを予期したネイティブは人類と接触。自分達の身を守るため人類と手を組み、彼らと共にZECTを結成。キャストオフやクロックアップといった自らの生体構造を提供してマスクドライダーシステムの開発を促す代わりに、システムを装着した人間に自分達を守ってもらうという契約を交わした。人類との共存を望む者もいるが、根岸ら上層部の者達は人間に成り代わり自分達が地球の支配種となるべく、地球到達時より密かに計画を練り遂行していた。ZECT結成後、長らく公には姿を見せなくなるが、この間にも人工的に人間をネイティブに変貌させる研究や、武装の開発を行っていた。成虫体はひよりことシシーラワームと三島がワーム化したグリラスワームのみ確認できる。

劇場版では、このネイティブと同じ形状(頭部に巨大なツノが生えている)をしたものが隕石に内包されて現れた敵であり、「ワーム」として扱われる。

クロックアップ

ワーム成虫体や各ライダーフォームが、自らのタキオン粒子を操作し、自分の時間の流れを操作することで行う超高速の特殊移動方法。ワームは自らの意思で、ライダーの場合は腰部のベルトにあるスイッチに触れることにより発動する。スイッチはバックル中心部の両脇にあり、カブト・ガタック・ダークカブトはプッシュ式のスラップスイッチ、他ライダーはスライド式のトレーススイッチである。

クロックアップを発動したライダー及びワームは超高速での移動が可能となり、周囲から姿を視認することはできない。ライダー・ワーム側から見れば、クロップアップ中は自分たち以外の空間を流れる時間がほぼ止まっているに等しい。また、クロックアップの時間には限界があり、ライダーの場合は長時間では装着者に負担が掛かるため、ゼクターが自動的にあるいはライダー自らクロックアップを解除する。ライダー及びカブトエクステンダーは、クロックアップ発動時には「clock up」、解除時には「clock over」と発声される。発案者は常にライダーが見えないところで戦っているかもしれないという思いから練られたシステム、余談だがこの設定は『仮面ライダー555』から存在する。

カッシスワームは、事実上時を止めるほどの超高速移動「フリーズ」を発動可能。

クロックアップの演出

  • クロックアップの演出の例
    • 降り注ぐ雨の中 → 空中に漂う水滴の中を移動するとその場所だけ水滴が弾き飛ばされる。
    • 走行中の車の上 → 止まっている車の上のように戦える。
    • 発射された銃弾の移動速度が瞬間的に落ちる。
  • クロックオーバー後の描写
    • クロックアップ前に転がったボウリングのボール → クロックオーバーした瞬間にストライク
    • クロックアップ中になぎ倒された林 → クロックオーバー後に一気に倒れる
    • クロックアップ中に破壊されたブロック → クロックオーバー後に崩れ落ちる

また、本編ではコメディ部分に使われることが無かったが、番組終了後のミニドラマでは天道がババ抜きで加賀美の手札を見るためだけに使用している。

ハイパークロックアップ

クロックアップの数十倍のスピードで活動できる特殊移動方法。タイムスリップも可能。ハイパーゼクターのハイパークロックアップスイッチを押すことで発動する。

クロックアップと同様に制限時間があり、発動時には「hyper clock up」、終了時には「hyper clock over」とそれぞれ発声される。ハイパークロックアップした視点からは、クロックアップした物体もスローで視認される。

ZECT(ゼクト)

ワームから人類を守るための組織。ネイティブをワームから守るための組織でもある。物語開始から35年前、ネイティブにワームの襲来を予言された加賀美陸により設立された。超法規的な権限を持つ。ゼクターやライダーベルトなどはこの組織が開発している。

組織の全容は徹底的な秘密主義により秘匿されており、ZECTメンバーでさえ全貌を把握することができない。これはZECT内部に擬態したワームが侵入することを防止するためとされる(実際に劇中ではワームの侵入により犠牲者を出すことがある)。また、人事面では実力主義を採用しており、実力を評価されれば一般隊員はもちろん、入隊して日の浅い者でもすぐ高い地位に立つことが可能である。代わりに任務の失敗が積み重なると降格・追放される他、地位相応の力がないと判断された上官は、部下に見限られることもある。表向きは「ワーム根絶・人類保護」を掲げているが、実際は人命はあまり重視されず、ワーム一掃のためなら人質を用いて脅迫したり、犠牲者が出ることを前提とした作戦を行うこともある。

組織構成は名目上のトップは陸だが、それより上に評議会という最高意思決定集団が存在し、組織の最終決定は彼らにより下される。評議会のメンバーはすべてネイティブである。この他、陸を補佐する三島正人と実際にワームを調査・掃討する複数のチームなどで構成される。また、本部の決定を絶対視する反面、各チームが自由裁量で活動するケースも多く見られ、結果的にチームごとの連携が悪くなることもある。登場したチームは田所が指揮をとる田所チーム、東省吾が指揮を執る東チーム、ザビー資格者が指揮を執る精鋭ゼクトルーパー部隊シャドウ、天道がリーダーで副官を高鳥蓮華が務めた天道チーム

ゼクトルーパー

ZECTの汎用戦闘員(またはこれらの総称)。黒ずくめのヘルメットにユニフォーム(シャドウは金のラインが入る)をまとい集団で行動する。モチーフは

外装
額のメカニカルアンテナやポインターにより自分の位置を知らせ、各部隊長やZECT指令車からの指示を受ける。ボディアーマーには鋼鉄の10倍の強度を持ち、刃物・ライフル・鉄鋼弾に対処できるスペクトラプレートを採用している。その後スーツは次作『仮面ライダー電王』のレオソルジャーに改造された。
ツール
マシンガンブレード
ゼクトルーパーの標準携行武器で、装弾数3000発のホローポイント弾を内装するマズル銃。右腕に装着して使用する。
トリガーを引く際に任意で発射弾数を変える可変バースト機能を備えており、通常の発射速度は600発 / 分。最大射程は2000mを誇り、徹甲・炸薬・焼夷弾を装填選択することも可能。白兵戦時には、先端に内蔵されたウーツ鋼鉄製・格闘専用ブレードを展開する。劇場版では集団での掃射でドレイクを倒すほどの威力を見せた。
ブライトルーパー(本編では未呼称)
ゼクトルーパー訓練生。標準カラーは白。装備はゼクトルーパーと同様。高鳥蓮華がこの姿をしたこともある。

作中用語

エリアX
巨大隕石落下により壊滅したかつて東京渋谷区だった地帯。封鎖されており、一般人は容易に入ることはできない。その最深部はZECTとワーム双方の勢力が厳重に擬態天道総司(鉄仮面の男)を守っている。日下部ひより(シシーラワーム)が訪れた際、時空の歪みが発生し、彼女と擬態天道総司を飲み込む。
ジョウント
ゼクター及びマイザーボマーが行うことのできる特殊移動方法。時空を寸断することにより、密閉空間で無い限りどこにいても資格者の意思に呼応して駆けつける。
出典はアルフレッド・ベスターのSF小説『虎よ、虎よ!』に登場する「ジョウント効果」。
エリアZ
マスクドライダー計画の中枢と呼ばれる地帯。劇中では乃木怜治(カッシスワーム)率いるワーム軍団の襲撃を受ける。田所修一に語られたのみで詳細は不明。

レギュラー・準レギュラー

ゲスト

括弧内の数字は出演回

  • カブトゼクターの声 - 関智一(超バトルDVD)
  • ガタックゼクターの声 - 遊佐浩二(超バトルDVD)

スーツアクター

  • 仮面ライダーカブト、仮面ライダーダークカブト - 高岩成二
  • 仮面ライダーザビー、仮面ライダーガタック - 伊藤慎
  • 仮面ライダードレイク、仮面ライダーザビー(代役) - 押川善文
  • 仮面ライダーサソード、仮面ライダーダークカブト(代役) - 渡辺淳
  • 仮面ライダーキックホッパー - 大岩永徳
  • 仮面ライダーパンチホッパー - 永瀬尚希
  • ゼクトルーパー - 福沢博文岡元次郎小島美穂など

スタッフ

主題歌・挿入歌

主題歌
NEXT LEVEL
作詞 - 藤林聖子 作曲・編曲 - 渡部チェル 歌 - YU-KI
挿入歌
本作では明確なEDテーマは存在せず、主に戦闘シーンに使われる挿入歌がEDテーマ扱いとなる。最終回ではEDテーマは使用されない(スタッフロールではBGMを使用)。
『FULL FORCE』(2話‐)
作詞 - 藤林聖子 作曲 - nishi-ken 編曲 - RIDER CHIPS・渡部チェル 歌 - RIDER CHIPS
『うきうきバースデイ』(22話のみの劇中挿入歌)
作詞 - 森由里子 作曲 - いけたけし 歌 - 影山瞬(内山眞人
『LORD OF THE SPEED』(33話‐)
作詞 - 藤林聖子 作曲 - 渡部チェル 編曲 - RIDER CHIPS・渡部チェル 歌 - RIDER CHIPS featuring 加賀美新(佐藤祐基

放映リスト

各回にタイトルはなく、ここで「サブタイトル」としているものは、新聞のテレビ番組欄やテレビ番組情報誌などにて表記されたものである。

登場ワームのリンク先はモチーフとなった生物である。モチーフとなった生物はテレビ朝日内公式サイトの記述による。

各話終了時、映像が数枚の葉により埋まれる。

映像ソフト化

  • 2006年8月4日 - 2007年7月21日にかけてDVD東映ビデオより発売された。全12巻で各巻4話(Vol.12のみ5話)収録。
  • 2008年7月21日発売の「石ノ森章太郎 生誕70周年 DVD-BOX」及び2009年12月11日発売の「仮面ライダーディケイドVol.6」の初回生産限定版の特典として第1話が収録されている。

超バトルDVD

仮面ライダーカブト超バトルDVD 誕生!ガタックハイパーフォーム!!
てれびくん応募特典DVD。DVDのみのオリジナルフォーム、ガタックハイパーフォームが登場する。また、本編と違い、カブトゼクターとガタックゼクターが言葉を発している。
  • 構成 - 武部直美
  • 監督 - 柴崎貴行

ゲーム版

バンダイナムコゲームス・バンダイレーベルより2006年11月30日プレイステーション2用の格闘アクションゲームとして発売。平成ライダーシリーズの番組名を冠した物としては2009年現在最後となるコンシューマーゲームでもある。開発は、龍騎以降のライダー作品ゲームを開発してきたdIGIFLOYD。

Amazonでのレビューを始め、平成ライダー作品を題材にしたソフトの中でも特に評価が高い。販売本数は約3万本とシリーズの中では多い方だが、出色の出来と相まって中古流れが少なくプレミア化している。

テレビシリーズと劇場版(コーカサス及びケタロスの声は別人が担当)に登場する全ライダーに加え、ガタック ハイパーフォームも登場する。また、前作までとは異なり、プレイステーション版『仮面ライダー』『仮面ライダーV3』におけるショッカーやゲルショッカーの戦闘員との戦闘パートと同様に3D対戦ゲームとなっており、数人同時に入り乱れての殺陣を再現している。

備考

  • それまでシリーズで実験的に使用してきた映像の画質が、本作より従来の本シリーズの特徴でもあったビデオ収録映像特有のクリアで透明感のあるものから、フィルム的な粒子感の有る画質へと本格的に変化している。『555』『剣』では数カットSFXの合成のシーンで使われ、『響鬼』でも前期OPでこのような画質になっていたが、後半以降全体がこの画質に変更されている。これは地上デジタルハイビジョン放送時代への対応を目的として『アギト』以降の劇場版で使用されているHD24P撮影システムを使用し始めたためだが、詳細なノウハウは非公表となっている。
  • 本作DVDセル版には、毎巻初回プレス限定の特典としてライナーカードに、最終回後を舞台とした米村正二書き下ろしの連続短編小説『世界の果てで君と出会う』が連載された。但し、この小説が執筆された時期に構想された最終回と、実際の最終回の内容が異なるため、一部矛盾する描写がある。
  • オープニングの役名クレジットでは「天道総司(改行)仮面ライダーカブト」と、素顔の役名とライダーの名称とが併記されていた。これは、『仮面ライダー龍騎』以来となる。
  • 『剣』から実施された『オロナミンCドリンク』とのタイアップは本作でも引き続き、『響鬼』同様にこの番組でしか流れないCMも放送された。内容はトレーニングに励む天道が自分の強さの秘訣を語りつつ、オロナミンCを飲むというもの。カブトも登場する。
  • 2006年12月頃から数ヶ月間レストランチェーン・ステーキのどん・フォルクスと本作がタイアップし、加賀美・ガタック・カブトがCMに登場した。テレビでは関西/福岡地区でのみ『スーパーヒーロータイム』のCM枠を中心に放送した。内容は「ステーキのどん」でバイトをする加賀美の姿が見られる。CMは4パターン作られ、未放送地域でも特設webサイトで視聴可能だった。2007年1月より、webサイトで続編3パターン中最も視聴数の多かった「おい、カブト!篇」がTV第2弾CMとして放送された。他の2パターンも放送希望が多かったため、放送数を限定して放送した。このCMは元は加賀美役の佐藤祐基に本作とは関係なくオファーが来たものを、「せっかくなのでカブトとガタックも出演して頂きたい」というスポンサーの意向が東映サイドにも了承され実現した。
  • 本作にバイク等の車両を提供しているホンダが『555』以降から実施している鈴鹿8時間耐久ロードレースへのタイアップエントリーが本作でも実施。「仮面ライダーカブト Honda DREAM RT」チームとして2006年夏に参加、総合6位入賞となった。
  • 本作中で天道が暮らしている家は、『コルディアーレ麻布』で、通常はハウスウェディング会場として運営されている。劇中の玄関、廊下、階段はコルディアーレの内装だが、リビング・キッチン・ダイニングルームは別である。
  • 『響鬼』で鬼のスーツ素材に使用された『マジョーラ』は本作でもライダーのプロテクター部分に使用されている。白倉P曰く「今回は応用編」であり、前作での反省点も活かした使用がされた。
  • 平成仮面ライダーシリーズを宮崎県内で放送している宮崎放送は、本作のみ放送しなかった。他には、富山県高知県で未放送である。これにより、平成シリーズ内でもっとも放映ネット局の少ない作品となっている。
  • 本編17話では、携帯電話のボタンのプッシュ音に仮面ライダー555のファイズフォンのものが使われた。

関連項目

  • 仮面ライダーディケイド - 平成仮面ライダーシリーズ10作目の記念作品。カブトを始めとする本作のライダーやワームが登場するが、変身する人物や周辺の人物(天道のセリフのみ登場したおばあちゃんがこの作品に登場した)、設定が本作とは異っている。第2話と第3話で徳山秀典本人が声を当てた仮面ライダーキックホッパーや内山眞人本人が声を当てた仮面ライダーパンチホッパーが登場した。また、キックホッパーは劇場版にも登場した。

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想像以上にいいです

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てれびくんデラックスだったので子供向けで資料性が乏しいのかなと思ったのですが、大人も十分楽しめる内容になっています。情報量も多いです、カブトファンなら買った方がいいです。でも1年近くたってからこんな本が出たのが驚きでした。

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