■ 『ダイヤモンド富士』の解説
ダイヤモンド富士(ダイヤモンドふじ)は、富士山の山頂部と太陽が重なる大気光学現象である。皆既日食の際の「ダイヤモンドリング」になぞらえ、太陽がダイヤモンドのように美しく見えるためこう呼ばれている。
いつどこでも見られるわけでなく、富士山頂から西側の南北35度以内の範囲では日の出の時、東側の南北35度以内の範囲では日没時に年2回、気象などの条件がそろった時にだけ見られる光景である。
山梨県山中湖や静岡県田貫湖では、ダイヤモンド富士が見られる時期には多くのカメラマンがその光景を撮影している。東京都心から近く数多くの登山者が訪れる高尾山でも、冬至前後の数日間、美しいダイヤモンド富士を見ることができる。
2006年の映画『シュガー&スパイス 風味絶佳』では、ダイヤモンド富士を見ると願いが叶うと紹介されている。
なお、湖面などにダイヤモンド富士が映って二つ見える場合を「ダブルダイヤ」、太陽が富士山の斜面にかかり、次第に沈むことを「コロコロダイヤ」、山頂の突起に太陽がかかって日没の一瞬だけ二つに割れて見えるとき「キャッツアイダイヤ」などと、マニアの間では新たな造語が次々に生まれている。
また、満月が富士山頂にかかる現象を「パール富士」と呼ぶ。
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