■ 『サッカー』の解説
サッカー (Soccer) は、数あるフットボールのうち、アソシエーション・フットボールないしはアソシエーション式フットボール等と示される、スポーツ競技のひとつである。
概要
他のフットボールと比較して、手の使用が極端に制限されるという大きな特徴がある。
1チームは11人以下でどちらかのチームが7人未満の場合はプレイしない、2チームが敵味方となり、1個のボールを主に足を使って移動させ、自チームのゴールを守りつつ、相手チームのゴールへと運ぶ。相手ゴールにボールが入ると得点が1加算される。試合は制限時間の満了によって終了し、時間内により多くの得点を記録したチームが勝ちとなる。
足以外でも手と腕以外は使って良い。手や腕でボールに触れた場合はファウル及び不正行為(第12条)となる。各チームには1人だけ、ゴールキーパー というゴールを守る特別な役割のプレーヤーを置くことが定められている。ゴールキーパーだけが、自ゴール前の一定の領域(ペナルティエリア)内に限り、手を含む全身でボールを扱うことを許される。
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名称
世界的に英語の football が外来語となり広く用いられている。フランス語のfootballを筆頭にして、スペイン語、ポルトガル語、ルーマニア語などのロマンス語の系統に典型である。又スラブ語派のロシア語、ウクライナ語、ベラルーシ語、セルビア語、ブルガリア語ではキリル文字による表記も同一でФутболを用いる。これをラテン文字で表記するとfutbolになり、スペイン語のそれと同一である。
次に英語のfootballをfoot(足)とball(ボール、球)に分解して、自分達の言語での訳語をそれぞれ当てはめる呼称の仕方が存在する。ドイツ語のFußballが典型で、Fußがfootに、ballがballに相当する。ヨーロッパの言語ではゲルマン語派に特徴的な表記方法であるが、これらの言語は語彙的に英語に近い(英語はゲルマン語派)ためドイツ語のballと英語のballのように語彙的な違いが全くないか、あってもFußとfootのように違いがそれほど感じられない場合も多い。オランダ語、デンマーク語、ノルウェー語、スウェーデン語、アイスランド語等がこれに相当する。この方法を踏襲するのはゲルマン語派に限らず、近隣の言語にも影響している。フィンランド語やギリシャ語、アラビア語などが相当する。これらの言語は英語と語彙がかなり乖離しているためゲルマン系の言語とは印象が大きく異なる。また、footballを外来語として用いることが多いロマンス語の系統の中で例外的にイタリア語が、この表記法に近い面を有する。calcioは元々「蹴る」という意味の言葉が変化したものである。イタリア語でカルチョと呼ぶのはカルチョがある為である。
漢字文化圏における漢字表記でも、中国語では「足球(ズーチィウ)」が当てられている(例:2001年の香港映画で、日本で2002年に公開された「少林サッカー」=原題「少林足球」)。これはゲルマン系の言語と同じケースである。一方同じ漢字文化圏でも日本語では「蹴球(しゅうきゅう)」という漢字が当てられている。これは古来の遊戯「蹴鞠」(けまり)を連想して名づけられたといわれ、文献史料等を検討すると日本にサッカーが本格的に普及し始めた1905年以降の創作と考えられる。これ以前の文献には、フートボール、アッソシエーションフットボール、フットボールが散見され、「蹴球」が現れるのは大正時代になってからである。漢字表記自体が一般的ではないものの、朝鮮語における漢字表記も「蹴球(축구、チュックー、ツックー)」が用いられる。これは、1945年まで続いた日本統治の結果として、同一の協会(大日本蹴球協会、現在の財団法人日本サッカー協会の前身)の下にあった影響が大きい。漢字表記が用いられなくなっても呼び方はこのままで変わっていない。
さて日本語では、これまでのケースがfoot(足)とball(ボール、球)という組み合わせだったのに対して、「蹴る」と「ボール」とし、このスポーツを動的に捉えた意訳をしていることが見て取れる。このように「蹴る」と「ボール」を組み合わせたのは日本語に限定されたものではない。イタリア語のカルチョもこれに相当するが、ハンガリー語のLabdarúgás、ベトナム語のBóng đáなどがこれに相当する。
サッカー (soccer) という名称は、「アソシエーション(協会式)フットボール」(Association Football) が転化した物である。イングランドで19世紀後半に流行った、語尾に「 -er 」をつけるという通称のつけ方に由来し、同時期にラグビーがイングランドでラガー (rugger) と呼ばれたこととも共通する。
「サッカー」と言う呼称は、他のフットボールと区別する必要がある場合に用いられやすい。サッカー以外のフットボールの方が普及し認知されている国では、区別のために「サッカー」が用いられる傾向が強い。「フットボール」という呼称は、例えばアメリカではもっぱらアメリカンフットボールを指し、日本では「フットボール」という言葉を用いてサッカーだけを思い起こすことは難しいため、「サッカー」を用いて端的に区別する必要が生じる。なお、協会名称に「サッカー」に当たる語を使用しているのはアメリカ、カナダなど4協会のみで、日本協会は便宜的に国内でのみ使用している(日本語表記は「日本サッカー協会」であるが、英語表記では「Japan Football Association」としている。)。
起源
人類としての歴史が始まった頃から人類はある種のフットボールを行っていたと思われる。中国では新石器時代(紀元前約1万年前)の地層から石の球が発見されている。南米ではアマゾンの熱帯雨林からゴムが採れた為、早くからボールを蹴る競技が行われていた。パタゴニアやアンデスのインディオ文明からは、様々なボールや、ボールを蹴る競技の証拠が見つかっている(紀元前1500年チリのピリマタム、パタゴニアのチョエカ、紀元前800年メキシコのマヤ文明のポク・タ・ポク)。
足でボールを蹴る遊戯は、考古学的には、古代エジプト、古代ギリシャ、古代ローマから足でボールを蹴る人物のレリーフが発見されている(紀元前200年古代ギリシャのエピスキロス、紀元前200年古代ローマのパルパツウム)。中国では戦国時代(紀元前300年以上前)から足で鞠を蹴りあう蹴鞠(ツジュ)という遊戯が存在した。なお、FIFAは世界で最も古い形態のサッカーとして、中国の蹴鞠(ツジュ)を公式に認定している。
イタリア
15世紀イタリアでも、イングランドのフットボールに良く似た「カルチョ」(Calcio)という遊びが存在した。この遊びがイングランドやフランスと決定的に異なる点は、農村地帯の広い空間でなく、都市の限られた空間である広場で行われていたことである。そのため自ずとフィールドが限定され、参加人数も限られたものとなり、簡単な役割や作戦も決められていたようで、これは現在のフットボールにかなり近い存在であったと言える。
サッカーの確立
フットボールやカルチョのような遊びは近世末までヨーロッパ各地で行われていた。ところが18世紀中頃から19世紀にかけて勃興した産業革命によって、大量の工場労働者を生み出すために農村の共同体が崩壊させられると次第に廃れていった。
農村の代わりにフットボールをレクリエーションとして受け入れ、近代的な「スポーツ」として成立させたのがイングランドにおけるパブリックスクールである。パブリックスクールでも当初は農村での遊びに近い形態で行われていたが、次第に子弟教育の一環のスポーツとして体裁が整えられて行った。この時点でのフットボールは学校毎にルールが異なり、他校との試合の際はその都度ルール調整のための話し合いが持たれていた。しかし、これでは手間もかかる上、ルールに対する理解に齟齬を来たすため、しばしばルール統一を目指した協議が行われた。
そのため共通ルールが1846年ケンブリッジ大学で立案された(ケンブリッジルール)。これが現在のサッカーのルールの基になった。
こうして1850年代までにはイートン・カレッジを中心とする「手を使うことを禁止するルール」と、ラグビー校を中心とする「手を使うことを許可するルール」との二大勢力に収束していったが、両者の間には依然として大きな隔たりがあった。1863年、長きにわたる対立を解消しようと、ロンドンで最終的なルール統一を目指した協議が開催された。しかしながらこの協議は物別れに終わる。ラグビー校の代表が席を立ち、遂に2つの競技(サッカーと、ラグビー)の決別が図られたのである。これこそがサッカー誕生の瞬間であった。同年に、「手を使うことを禁止する」ルールを主張していたパブリックスクールの代表者らによって、フットボール・アソシエーション( Football Association 略称FA)が設立され、こうしたフットボールを協会式フットボール Association Football と呼ぶようになった。その省略形 soc に「人」を意味する -er をつけたものが soccer の語源であり、1880年代頃から使われているといわれている。
1863年10月26日にフリーメイソンズ・タバーンでFAとロンドンにある12のクラブの間で会議が開かれ、12月まで
に6回のミーティングを持って統一ルールの作成を行った。この統一ルール作成により近代サッカーが本格的に誕生した。
サッカーの伝播
イングランドのパブリックスクールで始められたサッカーは、パブリックスクールのOBを中心に早い段階からイギリス各地域(スコットランド、ウェールズ、アイルランド)に広まっていった。1872年には、最初の国際試合がイングランドとスコットランドの間で実施された。その後1880年代までに、スコットランド、ウェールズ、アイルランドではサッカー協会が結成された。19世紀後半のイギリスは世界中のあらゆる場所に進出する大英帝国であったので、サッカーが世界中に伝播されるのに非常に都合がよかった。サッカーは最初海外に進出するイギリス人が駐在先でプレーしたことによって伝えられた。1880年代末までには、ベルギー、スイス、フランス、ドイツといった西ヨーロッパ、中部ヨーロッパ、1890年代末までには東ヨーロッパや南米に、20世紀初頭にはアジア地域にも伝播した。
各国でいつ、どのようにサッカーが伝播し受容されていたっかについては各国のサッカーの項目にある歴史の項を参照されたい。
- 日本については日本のサッカー#歴史を参照
サッカー大会の開始
イングランドでは、1872年に最初のサッカー大会となるFAカップが開始された。これは他の多くの国、地域でのカップ戦のモデルになっている。FAカップでは最初アマチュアクラブや、大学チームが活躍していたが、1880年代に入ると、生活保障を受けるプロフェッショナルプレーヤーが誕生しこれを主体としたクラブが上位を占めるようになった。こうした国内強豪クラブを集めて実施されたのが1888年から始まったフットボールリーグである。これはサッカーでは最初のリーグ戦であり、多くの国、地域が自国のリーグ戦のモデルとしている。
プロフェッショナルの誕生と産業化
20世紀初頭までにイングランドでは完全にプロフェッショナルが主体となり、他の国、地域でもこれに追随した。アマチュアとプロフェッショナルの間で多少の軋轢があり、時期的な違いが見られるものの、当時強豪国と呼ばれていた国・地域のほとんどは1920年代までにプロフェッショナルへの移行を果たしている。
プロフェッショナルとなった彼等に払われるサラリーは当初ごく僅かなものであり、これはパブ仲間内で出し合ったお金で遣り繰りすることは可能であった。次第に選手へのサラリーが増大し、高額な移籍金で選手を集めるクラブが出現し始めると小額の資本でクラブを運営していくことは難しくなり、クラブの運営はより大きな資本を持つ者の手にゆだねられるようになった。最初は企業家、商人、医師といった地元の名士が名乗りを上げたが、1920年代以降になると次第にもっと大きな資本がクラブの運営に手を出すようになってきた。フィアットの資本的バックアップを受けたユヴェントスや、フィリップスのバックアップを受けたPSVアイントホーフェンなどはその一例である。
国際大会
サッカーで最初の国際大会は、オリンピックにおけるサッカー競技であった。公開競技としては第一回のアテネオリンピックから行われており、1908年のロンドンオリンピックで公式競技として採用された。
オリンピックのシステムとサッカーのそれは互いに矛盾する点が幾つか見られた。前述の通り1920年代までに強豪国のほとんどがプロフェッショナルへの移行を果たしていたが、アマチュア憲章を掲げるオリンピック代表では最強のナショナルチームを結成することは不可能であった。1904年に結成された国際サッカー連盟(FIFA)は、1930年からプロフェッショナルも出場可能なFIFAワールドカップを開始した。なお、「ワールドカップ」という名称を最初に用いたのはサッカーである。以降アマチュア中心のオリンピックは急速に興味を失われていくことになる。第二次世界大戦後には各大陸連盟が設立され、これらの下で大陸別選手権が開催されるようになった。又同時に、各大陸連盟はクラブチームによる大陸別選手権も実施した。ただしクラブチームによる世界選手権、FIFAクラブワールドカップが創設されるのは21世紀を待たなければならなかった。
現在のサッカー
サッカーはボール以外に特に重要な道具を必要とせず、ルールも単純なため、先進国のみならず経済水準や教育水準が低い国に至るまで広く普及している。11人でチームを作りグラウンドの上でプレーすると言う形態以外にも、様々な姿に形を変え、ラテンアメリカやヨーロッパを中心に老若男女を問わず、世界中のあらゆる地域でプレーされている。世界中のほとんどの国でナショナルチームが組織されていることはその現われの一つである。母数が多いため、純粋な統計を調べることは難しいが、競技人口および国際的な認識が最も高いスポーツの一つであるといえる。この点に関してはFIFAは2001年の時点で、全世界200の国と地域でプレーされており、競技人口は2億4000万人であるとアナウンスしている。サッカーの祭典とも言うべきFIFAワールドカップはオリンピックを超える世界最大のスポーツイベントとなっている。
様々なサッカー
現代のサッカーは11人集めてチームを作り、グラウンドの上でプレーすると言う制約を除けば、ストリートサッカーやフットサル、ビーチサッカーと言う形態でもプレーされている。この内フットサルとビーチサッカーについてはFIFAによって世界選手権が開催されている。
20世紀中頃まで競技者は男性が中心であったが、近年では女性の競技も認知され、また他方では健常者だけでなく障害を持つ者に対してプレーできるよう取り組みがなされてきている。
女子サッカー
20世紀初めまでサッカーは「男のスポーツ」と見られていた。女性が男性のように髪を乱してスポーツをすることははしたない行為であり、殊にサッカーは太股を露にする動作が淫らであるといった認識がされていた。ただ実際には女性による競技も古くからごくわずかながらも行われていた。第一次世界大戦において女性も総力戦体制に動員されるが、これを受けて戦後は女性の地位が向上し、婦人参政権の確立などの権利拡大が図られた。平行して女性がスポーツをすることも認められるようになり、1920年代には女子サッカーは一つのピークを迎えた。しかし様々な理由で女子サッカーは不当な扱いを受け続け、試合のみならず練習会場すらままならない状況が続いた。その後、1970年代ごろから女性にも競技機会が開放されると、アメリカや北欧を中心に女子サッカーは発展。FIFA女子ワールドカップが開催され、アトランタオリンピックから正式種目に採用されるなど、少しずつ市民権を得てきている。
障害者サッカー
20世紀末からの動きとして、身体や発達に障害を持つ人向けのサッカーが行われるようになっている。これらのうちいくつかはパラリンピックやスペシャルオリンピックスにも採用されている。
- 肢体障害者による「電動車椅子サッカー」 - ワールドカップ開催競技
- 視覚障害者による「視覚障害者サッカー(ブラインドサッカー)」 - パラリンピック採用競技
- 聴覚障害者による「ろうあ者サッカー」 - デフリンピック採用競技
- 知的障害者による「知的障害者サッカー」 - スペシャルオリンピック採用競技、世界選手権開催競技
- 脳性麻痺者による「CPサッカー(脳性麻痺7人制サッカー)」 - パラリンピック採用競技
日本ではFIFAワールドカップ開催後の2002年8月に「2002 INAS-FIDサッカー世界選手権大会」が国際知的障害者スポーツ連盟と日本サッカー協会により東京、神奈川で開催された。
ルール
サッカーのルールは全17条の項目と、これ以外の国際サッカー評議会(IFAB)の決定に基づく国際サッカー連盟からの通達によって構成されている。
実はFIFAではなく、国際サッカー評議会(IFAB)がルールを決めている。IFABは毎年2月末頃、年次総会を開き、ルール改正を討議し、決定する。決定後、直ちにFIFA加盟各国のサッカー協会に通達され、通常7月1日から全世界で施行される(施行時期も通達される)。つまり、毎年サッカーのルールは細かく変更されている。そのため、審判員 (サッカー)は毎年、更新講習会を受ける必要がある(受けなかったら審判資格を失効する)。
従って、以下のルールも変更されている場合がある。最新のルール及び通達については日本サッカー協会公式HPなどを参照のこと。
フィールド (第1条)
- 大きさ : 縦105m×横68m(国際大会)
- ライン : 12cmを越えてはならない
- ゴールの大きさ : 7.32×2.44m(内側寸法)、柱12cmを越えてはならない
- コーナーフラッグ : 高さ1.5m以上
- センターサークル : ゲームの開始時(キックオフ)、また、得点が入ったとき、ここの中心(センターマーク)からプレイが始められる。相手側の選手がこのエリアにいるときは、キックオフすることができない。
- タッチライン : フィールドの長辺(側方)に引かれたライン。ボールがこのラインからフィールドの外に出たとき、最後に触れた選手の相手方のチームにスローインが与えられる。
- ゴールライン : フィールドの短辺(ゴールの接する辺)に引かれたライン。ボールがこのラインからフィールドの外に出たとき、最後に触れた選手が攻撃側の場合はゴールキック、守備側の場合はコーナーキックになる。
- ペナルティーエリア : このエリア内では、守備側のゴールキーパーがボールを手で扱える。また、守備側が直接フリーキック(FK)にあたる反則をした場合には、攻撃側にペナルティーキック(PK) が与えられる。
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ボール (第2条)
- 大きさ : 外周は68cm以上70cm以下
- 重さ : 410g以上450g以下(試合開始時)
- 空気圧 : 0.6-1.1気圧
出場人数 (第3条)
- 11人以下。但し、そのうち1人は必ずGKであること。どちらかのチームが7人未満の場合は試合を行わない。
- FIFA、各大陸連盟、各国協会が行う公式競技会ではいかなる試合でも最大3人まで交代できる。
- 親善試合などでは6人までの範囲で交代枠を増やすことができる(対戦者の合意があればさらに増やすことができる場合もある)。
用具(第4条)
審判員(第5条、第6条)
フィールド上に主審が、タッチライン上に副審2名が置かれる。大きな大会ではこれ以外に第4、第5の審判員が設置される。
オフサイド(第11条)
相手側ゴールラインより前に相手側の選手が2人(GK含む)の時に、相手選手達より前、あるいは間に味方が立ち、その味方にボールを蹴り出す行為。または、ボールに関与する動きをすること。または、相手選手を邪魔すること。
ファウル及び不正行為(第12条)
フリーキック(第13条)
反則を犯したチームへの罰として相手チームによって試合を再開させるキック。直接得点できる直接フリーキックと、ほかのプレーヤーに触れてからでないと得点できない間接フリーキックがある。フリーキックの際は、守備側選手は一定距離離れなければならないが、その距離が満たされていなくても攻撃側はキックでプレーを始めることができる。
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ペナルティーキック(第14条)
ペナルティーエリア内で反則を犯したチームへの罰として相手チームに与えられるキック。ゴールから11m(12yd)の位置から、GK以外に妨害されることなく直接得点を狙うことができる。
スローイン(第15条)
タッチラインを割ったときに最後に触れた選手の反対のチームが、ボールが割った位置で頭上で両手を使ってボールを投げ入れて試合を再開する。直接ゴールを狙うことはできない。スローインのボールはオフサイドの対象とならない。
ゴールキック(第16条)
ゴールラインを割ったときに最後に触れた選手が攻撃側だった場合、守備側がゴールエリア内にボールを置いてキックで再開する。直接ゴールを狙ってもよい。
コーナーキック(第17条)
ゴールラインを割ったときに最後に触れた選手が守備側だった場合、フィールドの角を示すコーナーポストの位置から相手に邪魔されない形でキックすることができる。直接ゴールを狙ってもよい。
ポジション
大きく分けて次の4つのポジションがある。
- ゴールキーパー (GK) : ゴールを守る選手。唯一ペナルティエリア内で手でボールを扱うことができる。ペナルティエリアを出てボールを扱うこともできるが、その場合は他のプレーヤー同様、手の使用は禁じられる。GKに対し、それ以外の選手を総称してフィールドプレーヤーという。
- ディフェンダー (DF) : 主に後方で守備を行う選手。
- ミッドフィールダー (MF) : 主に中盤で守備と攻撃とをつなぐ選手。
- フォワード (FW) : 主に前線で攻撃を行う選手。
その他
- ユーティリティープレイヤー:複数のポジションをこなせる選手。(ポリバレント)
技術関係
- キック : ボールを蹴ること。
- ヘディング : 頭でボールを叩いてパスやシュートを行うこと。
- シュート : ゴールへ向かってボールを蹴ること。
- ドリブル : ボールを蹴りながらボールとともに移動すること。
- ラン・ウィズ・ザ・ボール : 味方からのパスなどをワンタッチでスペースへ出して、素早く走りこみボールに付いて行くこと。
- パス : ボールを足で蹴るなどして味方選手に渡すこと。
- トラップ : ボールを受け止めて、次の動きを行いやすい位置にボールを移動させること。
- フェイント : 相手競技者にプレーの意図を読まれないようにするための動作。
- ポストプレー : ゴールに背を向けて、相手選手を背負いながらボールをもらうこと。楔とも言う。
- スクリーン : ボールを持っているときにボールと相手競技者の間に自分の身体を入れて、ボールを奪われないようにする技術。
- ボディシェイプ : 競技者の動きと身体の姿勢を表す概念。ボールを持っているとき持っていないとき関わらず、常によいボディシェイプで視野を確保することがいいプレーをするために非常に重要。
- フィジカル : 選手の能力の身体的な面。英語のphysicalが元。精神的な面の「メンタル」の対となる。持久力の高さ、体格の良さ≒競り合いの勝ちやすさなどに優れていると「フィジカルが強い」と表現する。
- チャージ:肩などを使って自分の体を相手競技者の体にぶつけて押したりして、相手競技者のプレーを妨害する行為。しかし、肘より下の部分を使った場合や、過度に激しいチャージはファウルとなる。
- オン・ザ・ボール : ボールを持っているときの動き。
- オフ・ザ・ボール : ボールを持っていないときの動き。スペースを作る・スペースを使うために重要な動き。
- オーバーラップ : 後ろにいる選手が前にいる選手を追い越す動き。或いはディフェンダーの攻撃参加のことをいう。
選手関係
- キッカー : ボールを蹴る選手。転じて「上手にボールを蹴る選手」「プレースキックが上手い選手」を指すこともある。
- ドリブラー : ドリブルをする選手。転じて「上手にドリブルする選手」を指すこともある。
- パサー(パッサー) : パスを出す選手。転じて「上手にパスを出す選手」を指すこともある。
- ストライカー : 積極的にシュートを打ち得点を決めるフォワードの選手
- ファンタジスタ : トリッキーなプレーやアクロバティックなプレーをし観客を魅了する選手。
- ハードワーカー : 味方のために激しく動き回って献身的なプレーをする選手。
- 守護神:ゴールを堅固に守ってくれる優秀なゴールキーパー。
- カードコレクター : イエローカードやレッドカードを、主審から他の選手と比べてよく出される選手。
- ダイバー : 故意に転倒しファウルを受けたと見せかけ、審判を欺くプレイ(ダイブ)を多用する選手。
サッカー選手に贈られる賞
- バロンドール(欧州最優秀選手賞)
- FIFA最優秀選手賞
- FIFA 100
サッカーの大会
サッカーの大会は世界中で数多くある。年齢別にも多くの国際大会を経験することが可能で、若い選手の成長につながっている。また、その多くの国際大会を開催する開催国にとっても、ホスト国としての国際的な経験とノウハウを得ること可能である。
サッカーの団体
- 国際サッカー連盟 (FIFA)
- アジアサッカー連盟 (AFC)
- 欧州サッカー連盟 (UEFA)
- 南米サッカー連盟 (CONMEBOL)
- 北中米カリブ海サッカー連盟 (CONCACAF)
- アフリカサッカー連盟 (CAF)
- オセアニアサッカー連盟 (OFC)
- 国際サッカー評議会 (IFAB)
脚注
外部リンク
- 公式
- FIFA - 国際サッカー連盟
- AFC - アジアサッカー連盟
- EAFF - 東アジアサッカー連盟
- JFA - 日本サッカー協会
- Jリーグ公式サイト
- UEFA - 欧州サッカー連盟
- U.S. Soccer - アメリカサッカー協会
- ルール
- 文部科学省 - 2002年ワールドカップサッカーインフォメーション - 自国開催を前に国民のサッカーへの理解を深めるため作成し、全国の学校等に配布した読本の内容
- サッカー、フットサル、8人制サッカーの競技規則及び各種通達・日本語 (日本サッカー協会)
- Laws of the Game 2009/2010 ( FIFAによるサッカー競技規則・原文英語 )
- その他の
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サッカースカウティングレポート 超一流の分析 | ||
観戦がより楽しくなる一冊!(参考になった人 2/2 人)
当時食い入るように見ていたフランスW杯の舞台裏ではこんなことがあったのか!と驚きました。選手、監督以外にもこんなにも日本のサッカーに尽力している人物がいたんですね。 アトランタ五輪、フランスW杯のエピソードももちろんなのですが、敵・味方チームの分析の仕方など、これからの南アフリカW杯に向けてタメになるところが多かったです。もう2〜3度読んで、本戦をより楽しく観戦するために備えたいと思います。 サッカーへの理解を深める一冊(参考になった人 2/2 人)
「スカウティングは試合に勝つためだけに行うのではない。選手一人ひとりの可能性を伸ばすため、チームを成長させるため、そして、スカウティングによって得られたデータを多くの人々が共有するために行うものなのです」。 「マイアミの奇跡」や日本が初出場した「フランス・ワールドカップ」やU-20日本代表でコーチとして活躍し、Jリーグの監督も務めた経験のある著者が、スコアリングという視点から、サッカーの戦術をわかりやすく説明している。 理屈だけでなく、多くの人の印象に残った試合を例にして具体的に解説しているのが特徴。よって、サッカーを理解する一助になるだけではなく、あのときは舞台裏ではこういうことがあったのか、という楽しみ方もできる。また、基本的に日本代表の試合や日本人選手を取り上げているので、海外サッカー事情にうとい人でもイメージしやすい。 「優秀な監督なら、試合に臨む際に少なくとも100通りぐらいの状況は想定しているのではないでしょうか」。 適時フォーメーションの図が入っていて、理解を助ける。決め手となるプレーは1つか2つ手前にあることが多いというような説明は、サッカー観戦を楽しむ時にも役立つだろう。また、選手を見るポイントについても列挙されている。 「どんなに素晴しい個性を持っていても、レベルが高くなるとそれを発揮させてもらえなくなるのです。もし、日本の中に、『基本』と『個性』が対局にあるもの、という認識があるとしたら、それは改めなくてはならないでしょう」。 当初は日本と世界との差は基本部分ではないところにあると思っていたのに、実はそうではなく、差はむしろ基本にあって、高いレベルの争いになるとその基本の質の違いがはっきり現れるということを実感した、と説明している箇所なども、とても印象に残った。 |
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育成段階で、「自由」という名の呪縛から逃れよ。(参考になった人 7/10 人)
ここに書かれていることは、主に守備(世界の主流たるゾーンディフェンス)についてであるが、たとえば小学生のミニバスケットボールをしっかりとやった人やその指導者ならばごく当たり前のレベルの話である。それがなぜA代表が基本無視のプレーに走り、強豪国は基本に忠実なのか。いくつかの点で多くの日本人は勘違いをしている。 たとえば次のように日頃思っているとしたら、大きな誤解である。 ・サッカーは「自由な」スポーツである。→欧米・南米ではサッカーはチェスにたとえられる。自由ではない。ドゥンガはかつて、ブラジル代表でさえ小学生がやるような単純なフォーメーションをいやというほどやらされると語った。 ・サッカーは、選手、子どもの発想を生かすものだ。→プレスディフェンスのもとでは、プレーの選択肢は限られてくる。むしろ単純な技術やフォーメーションの組み合わせができるように、日頃から基本的な動き方をたたき込むことが大切である。 ・子どもが喜ぶ練習メニューにするために、リフティング・パス回し・ドリブル中心のメニューにする。→器用だが、試合の状況に即していない選手となってしまう。子どもに迎合するだけで、強いチームにならないし、守備や基本のメニューはどうしても子どもにとってつまらないものとなりがちであるから、保護者が子どもの話を真に受けて「監督の練習はつまらない」などとクレームをつけがちで、指導者側も、「面白い練習」に走りがちになる。また、練習にはボールがないとという発想から、守備の練習といっても1対1が中心となり、ボールがないところのポジショニングは練習において重視されにくい。 本書で指摘されている守備の改善点は単純なものだが、日本の指導者や子どもたち、保護者、教育が「自由」の呪縛から解き放たれない限り、日本のサッカーは向上しえない。 |
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ゴールは偶然の産物ではない~FCバルセロナ流世界最強マネジメント~ | ||
経営することを学ぶ本(参考になった人 1/1 人)
題材はサッカーであるが、マネジメントに興味がある人向けの本であるように思えます。 もちろん、サッカーのチーム、選手に詳しい方が裏事情を知りたいだけに読むということでもお勧めできます。 ただ、あくまで、マネジメントについて書かれた本であり、事業ドメインの定義、ポジショニング、新規参入戦略立案等に関するバルセロナの事例がちりばめられています。 事例の少ない教科書だと理解しにくいという方にぜひお薦めします。 少なくとも私の理解は深まりました。 バルサ流マネジメント!(参考になった人 2/2 人)
装丁に惹かれ購入。 私はサッカーファンではないが、ビジネス書として読め、とてもためになる。 経営の本質は業界を問わない。 真剣に、情熱をもち、目的地に到達するために必死に考え、考え抜いて行動したチーム、企業だけが成功するのだ。 マネジメントに携わっている方々にはに貴重な一冊になるであろう。 |
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オシムの伝言 | ||
サッカーファン以外にもお勧め(参考になった人 1/1 人)
代表監督時代の舞台裏から脳梗塞後の闘病生活まで、 通訳として傍らにいた著者が綴ったドキュメント。 サッカーやコーチングに対する考え方も背景から解説されている。 彼の人格とそれを慕う人々の交流に感動。 サッカーファン以外にもお勧め。 短い期間だったけど(参考になった人 17/29 人)
約3年という短い期間だったので、オシム氏を惜しむ間もなかった。 言葉の壁と、マスメディアの偏った報道、報道の量の少なさから、一般人には分からないことが多い。 通訳として、さまざまな事実に直面した著者の言葉には重みがある。 マスコミの人が三人称で語るのよりも、真に迫っているだろう。 |
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■ 『サッカー』の解説 by はてなキーワード
正式名称はassociation football。associationはイングランドのFootball Association(The FA)の事で、ラグビー(rugby football)との主導権争いを背景とする。
このassociationの短縮形「assoc」に、人名を意味する「er」をつけた「assoccer」(アソッカー)、それがさらに変化したのが「サッカー」の語源。
英国英語では「ソッカー」と発音。明治時代の日本でも「ソッカー」と呼ばれていた。
イタリア語ではカルチョ。中国語では「足球」。スペイン語では「フットボル」
ルール
ルールは簡単で、フォワード(FW)、ミッドフィールダー(MF)、ディフェンダー(DF)に分かれてフィールドに位置し、ゴールキーパー(GK)だけはゴールの前に陣取って守備に徹する。スローインの時以外は、選手は手(肩から先の腕部分を含む)を使ってボールを扱ってはならない。
ゴール内にボールを入れることが出来れば1点とする。ゴールキーパーはこれを防ぐため、自陣のペナルティエリア内部であればボールを扱う際に手を使用してもよい。
15分休憩(ハーフタイム)を挟んだ45分ハーフ90分*1の試合時間の中で、相手チームより1点でも多く点を取った方が勝ち。なお、トーナメントなど決着を付けなければならない試合において、90分終了しても決着が付かない場合、15分ハーフの延長戦を行い*2、それでもなお決着が付かない場合はPK戦で決着を付ける。
FIFAワールドカップ
国際サッカー連盟(FIFA)が主催する世界選手権で、オリンピック同様4年に一度開催される世界規模の祭典。
ヨーロッパ
サッカーはヨーロッパが本場。
特にプレミアリーグ(イングランド)・セリエA(イタリア)・(リーガエスパニョーラ(スペイン)?は3大リーグと呼ばれ、世界中のスター選手が集う。(この3大リーグにブンデスリーガ(ドイツ)・リーグ1(フランス)・エールディビジ(オランダ)を加えて欧州主要6リーグと呼ぶ事もある)
Jリーグ
日本では1993年にこれまでの日本リーグをプロ化してJリーグとなった。
Jリーグ発足が日本代表の強化につながり、1998年にはワールドカップ初出場を果たした。
MLS
アメリカにサッカー人気を定着させる為に作られたプロサッカーリーグ。
検索に適した用語 サッカークラブ
(映画にならって、検索窓を付けてみました、活用できるようでしたら、使ってみてください、不要でしたら、消してください)
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